東海地方に来て始めたこと、週末散歩・・・・・それは九州人にとって目を見張るような新鮮な体験をしたからです。日本列島の中央に位置し、地名もユニーク!!!・・・・・五色人説に確信をもらいました。歴史上も京の都と密接につながっていたらしい数々の痕跡・・・・・お城や寺社の探訪も興味をそそられる事績であふれています。そして心惹かれてやまない焼物『志野』の故郷・・・・・陶芸家の心がふつふつと伝わってきます。今になって、ここに来るべくして来たんだなあ、と思います。
ここに来るまでは何となくただ好きだった志野・・・・・歴史にも触れました。そして志野の復興に燦然と輝く陶芸家荒川豊藏・・・・・この方は可児市に志野の命の土を見つけられたんだとか・・・・・驚嘆するばかりですが、志野好きに厚みを加えてもらいました。そうした週末散歩の折々に立ち寄るのが、今日のタイトル『ギャラリー萬葉』(0574-64-5333)・・・・・ここは『とろろめし萬葉』(可児市久々利)という食事処の奥にある喫茶コーナーです。ここのコーヒーはとてもおいしく、カップも世界の名器です。わが日本の大倉陶園の金触バラもあります。夫はもっぱらコーヒー、私はウバではなくて残念なのですが、アッサムのミルクティーと半々・・・・・おいしいですよ!!!!!お薦めです。
ギャラリーは古民家の移築改装らしく、とても広々としています。そして何よりも素晴らしいのは、展示コーナーが取り囲んだ真ん中の大テーブルでコーヒーを飲む・・・・・作家の個展もあるし、大陶芸家の作品が並べられていることもある・・・・・今日は幸運にも大イベント『秋の巨匠展』の初日でした。夫と感嘆するばかり・・・・・新しい好みの作家さんも見つけました。エントランスも展示コーナーになっているのですが、まず出迎えてくれるのが楚々としていながらどっしりとしている(?)気品高い板谷波山の青磁の香炉。北大路魯山人・・・荒川豊藏・・・加藤卓男・・・・・・・・・・・・今月29日までだそうです。お好きな方は大満足なさるだろうと思います。
この辺は陶芸好きの方には飽きることのないところです。道の駅も面白い・・・・・先週平戸の堀江さんが寄ってくれて、土岐市の『どんぶり会館』へ行きました。私は以前から欲しかった練りこみの箸置きを見つけて買ってきました。『すりばち館』というすり鉢専門の展示場を持っている業者さんもあります。多治見市には『さかづき美術館』もあります。命名の仕方も面白い?????というかそのままというか・・・・・・滞在もあと一年余、せいぜい楽しみたいと思っています。