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春の味・芹の胡麻和え

2017-02-19 10:25:46 | Weblog

市場でみずみずしい芹を見つけました。何とは無しに春めいて『芹の胡麻和え』を胡麻たっぷりで作りました。いつもは春菊と半々にすることが多いのですが、今回は正真正銘の『芹の胡麻和え』・・・・・なので、白ゴマたっぷりにしました。水仙が咲いて、梅の花が咲いて・・・・・暖かくなって・・・・・春の気配がいっぱいになってくると、心楽しくなってきますよね。幸せを感じます。

 

そんな長閑な日を送ることが出来ることを本当に幸せだと思いますが、お隣の韓国や時代劇のような北朝鮮の現状・・・・・中(華人民共和)国や中近東の国々・・・・・ヨーロッパも一つにはなれそうもないし、そればかりか世界を牽引していた(?)アメリカ合衆国まで何だか怪しげになってきました。私達日本人は『国』というものについてもっと現実的にならなければいけない時期に来ていることをひしひしと感じさせられます。私達の国日本もそんな危うい世界情勢の中に存在しているのに、私達は国がいつまでもあってすべてを保証してくれるという幻想を抱いているような気がします。

かの昔孔子様が王道政治を説かれて、人の踏むべき道を『徳』として示されました。そして具体例として『仁・義・礼・・・』などの徳の現れ方を述べておられますが、高校時代の論語の授業で『仁』について、後に孟子が解説(?)したとされる『惻隠の情』・・・・・『思いやり』だと先生が話されたのを思い出します。要するに他人を思いやる人間関係が社会の基盤であり、王道政治(国)の基本であり、人の道なんですよね。だけど、それがこの世の難しさ・・・・・良かれと思っていても至らなければ思いやりが思わぬ事態を生むことになる・・・・・トランプ大統領のアメリカファーストが、隣人を困惑させ、回りまわってアメリカを困惑させる・・・・・

20世紀の世界平和主義者たちは世界連邦を夢見ましたが、20世紀も21世紀も『クニサヅチのみこと』の鉄槌をもっての平定を容認できない以上実現は不可能に近い・・・・・私達の日本だけが2000年も前にその鉄槌『くぶつち』でもって、日本民族に(当時の苦しみによって)溶融錬金できた現代の幸せを世界中に広げられるかどうか・・・・・これもまた限りなく難しい。マクロビオティックの桜沢先生も久司先生も『見果てぬ夢』だと言われました。私達はどうしたらよいのでしょうか。

 

こんなに危うく流動的な世界情勢の中でも、平和な日本の四季が巡って!!!!!・・・・・戦争と平和は反対語ではないと思います。平和のために戦争が起こり、戦争のさなかにも平和な一時はある。戦争やその他の悲惨な出来事が個人の遭遇する体験であるならば、それこそ思いやりの『仁』以外に解決策はないし、『仁』をもって行われる王道政治を実現するしかありません。孔子様の昔に戻ってしまいます・・・・・それでも今平戸に春が巡ってきて、『芹の胡麻和え』を楽しみ、和みの堀江さんにもう一つの春の味『メバルの煮つけ』を食べさせなければ・・・・・と思っています。若かりし頃小説(多分檀一雄の)を読んで以来の空想の味だそうです。塩焼きもおいしいけれど、メバルはお煮つけが格別だと思います。

 

 


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