ライブ インテリジェンス アカデミー(LIA)

日本の伝統文化の情報を国内外に配信していくための団体です。 その活動を通じ世界の人々と繋がっていく為の広報サービスです。

法楽寺「不動講」で講話の結びが会場の襖の上に 「自利利他」が天から降ってきた

2024-11-29 16:57:20 | 雑感

昨日は、月に一度仏画曼荼羅アート教室を開講している「法楽寺」(大阪市東住吉区)の「不動講総会」があり、そこで小一時間ほどお話をさせていただいた。

 

寺院で講話する機会がないので、この話をいただいた時に何を喋ったら良いものかと躊躇していたら “仏画について” という示唆をいただき、それなら、ということでお引き受けした。

付けた演題が「仏像仏画を通して仏の教えに触れる」というたいそうものになった。軽い気持ちで提示したものだったが、いやいや、仏画を通して仏の教えなるものが話できるのだろうか、と思案しながら準備はしたものの思うようにはまとまらない中、昨日の本番を迎えた。

 

確かに種々の仏画を描くことで、描く仏像の種類や役割を学ぶことが多い。その仏像がもつ情報が仏画を通し見た人に多少でも伝わればという思いがある。一心な想いで描いたならきっと伝わるはずだ、といつも思っている。その話をすれば、きっと言いたいことも湧いてくるはずだ。

 

会場になる客殿に案内されて入ると、和室独特の静寂な雰囲気の中にテーブルと椅子が並べてあった。周りに目をやると襖と天井の間に書が掲げてあった。なんと! これから話す演題の答え(テーマの結論)がここにあった。驚くとともに感動だった。

 

それは、「自利利他」という言葉。大好きな言葉のひとつである。仏教用語であるこの言葉は、「自らの悟りのために修行し努力すること、そして他の人の救済に尽くすこと」という意味である。

我われの日常のなかでも生かされる大切な言葉として印象深く心にひびく。平たく言うならば、「自分を高めステップアップするためには努力することである。そして社会や人のために尽力する」ということである。

これで決まり! 迷いがとれて話ができそうな気がしてきた。大げさなことのように思えるが、思いあぐねていた “いいたいこと” が天から降ってきたようだった。

 

筆者の前に法楽寺の小松老師による法楽寺の解説が行われ、その中で、老師が28年前の三重塔の落慶式典のことを話された。「ちょうど今頃でした。式典に合わせ虹がでましてね」という言葉に、えぇ、と思いながらびっくり。ちょうど1時間ほど前に、筆者が駅から法楽寺に向かう途中に東の空に虹が出ていた。良き日なりそうと思ったところだった。

 

筆者の話は、老師の「虹」の話と、「自利利他」のことからスタートした。取り留めのない話だったかもしれないが持ち時間は終えた。貴重な体験をさせていただいた。聴いていただいた方や法楽寺さんに感謝である。

 

 

 

法楽寺の本堂(須弥壇)

 

 

客殿に掲げられている「自利利他」の書

 

 

講話する筆者

 

 

 

文/ 渡邉雄二

写真/ 渡邉雄二・法楽寺スタッフの方

 

#法楽寺 #たなべ不動尊 #たなべのお不動さん #お不動さんの縁日 ♯不動講総会 #仏画を通し仏の教えに触れる #講話 #自利利他

 

#尾道 #尾道観光 #尾道千光寺 #尾道観光大使 #仏画曼荼羅アート #佛日寺 #福泉寺 #法楽寺 #渡邉雄二 #ライブインテリジェンスアカデミー

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自然が織りなす景色

2024-11-22 12:49:22 | 自然の美しさ

四季の移ろいの中で景色もさまざまに変化する。

美しさは多彩な色合いによって表され

季節ごとに色彩を変える。

 

晩秋を迎えると、

その色は、紅や黄で景色を描写するかのごとく創りだす。

すべて自然が織りなす景色。

 

写真にある池は、まさに晩秋。

晩秋特有の色合いが美しさを生みだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真/ 渡邉雄二

 

#四季

#四季の移ろい

#晩秋

#紅葉黄葉

#自然が織りなす景色

#晩秋特有の色合い

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小さな秋 みつけた

2024-11-21 10:24:25 | 雑感

今朝、目覚めたときが6℃。日中は16、7℃になるらしい。

こちら近畿地方も12月に入れば、

日中でも10℃以下になり本格的な冬が到来する。

 

昨日、帰りの途中、群生する南天を見つけた。

鮮やかな赤が陽光に輝いていた。

 

道を挟んで向かいに桜が並ぶ。

うっすら緑色を残す葉があるものの

ほとんどが黄色や深紅に染まっていた。

 

それらが細い枝にかろうじてぶら下がっていた。

きれいな葉を10枚ほどいただいた。

押し葉にしている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

写真/ 渡邉雄二

 

#冬到来

#紅葉

#南天

#陽光に輝く赤実

#サクラの紅葉

#押し葉

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「シルバー川柳」に心なごむ?!

2024-11-20 11:14:16 | 雑感

昨日の佛日寺教室で皆さんの集中力が切れそうな時に

これから川柳を読みます、と声をかけた。

皆さんの耳に届くほどのちっちゃな声でー

 

立ち上がり 用事を忘れて また座る

 

皆さんの顔を覗くと、

自分のことを思いだしてか忍び笑い。

なら、もうひとつ

 

自己紹介 趣味と病気を ひとつづつ

 

続いてみっつ

 

日帰りで 行ってみたいな 天国へ

名が出ない 「あれ」「これ」「それ」で 用を足す

飲み代が 酒から薬に かわる年

 

ご存じ「シルバー川柳」である。

仏画の〆にはよかった、思うは本人だけ。

 

 

 

写真/ シルバー川柳画像より拝借

 

#シルバー川柳

#仏画教室の〆に

#忍び笑い

#お邪魔虫

#緊張と緩和

#顔がゆるむ

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町家で営む老舗が時代を刻む

2024-11-18 14:33:02 | 地域発展

六代目の畳屋さん、五代目の三弦店、三代目の自転車屋さん。町家で営むお店である。

 

畳は古くからあるのは何となくわかる。平安時代には貴族たちは畳の上に座る習慣があったという。三味線は、歌麿の美人画の中にもよく描かれ、江戸時代から和楽器の一つとして重宝されていた。自転車は明治の後半から昭和にかけて見かけるようになったと記されていた。

 

店を代々継承してきた長さがそれぞれの業種の歴史の長さとたまたまであるが符合している。京都を歩いていて気になるお店があれば、お客でもないのにノコノコと入り込んで話すのが好きである。仕事中にもかかわらず迷惑千万と思われるだろうが気さくに立ち話に応じてくださるところが多いので有難い。今回の3店も、そうである。

 

3店舗ともに親子で営む小さな(?) 老舗のお店だが、それぞれに力強い家族の絆のようなものを肌で感じた。親父の背中が大きかったのか、息子の京都イノベーション愛が強かったのか、家業は継いでいくものだという雰囲気が現れていた。京都の良き伝統や風習が身についているのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

文・写真/ 渡邉雄二

 

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