一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

462 萬人の眼集めて初日の出  七竈

2012年01月02日 | 新年

(まんにんの/まなこあつめて/はつひので)

 

元旦に、水平線、地平線から上がって来るお日様が、私達を見たらそれこそ日本列島、万人どころか数百万人を発見するかもしれない。つまりこの句、お日様の立場になって句を作っている。

 

合掌している人や、歓声を上げる人、家族連れや恋人たちの顔を発見するだろう。歌舞伎の千両役者のような、1年で最も晴れがましいお日様だ。

 

ヤブコウジ(藪柑子)

 

 

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