(このじゅうねん がんになっても かぜひかず)
食道癌の手術をして早7年、再発の危機はどうやら脱したようです。しかし、手足のしびれなどの後遺症に悩まされ、とても以前のようには戻ってはいないようです。
ですから、あんなに熱心だったテニスも陶芸も止めてしまったが、俳句だけはこうして続けているのは、実に有難いことです。
作者は、未だに酒は飲むし煙草は吸うしで、自業自得とも言えるでしょう。勿論そんなこと、本人は、百も承知のようです。
しかし、そんな辛い生活をしていても、手術後に一度も風邪を引いたことがない、というから驚きです。