一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

464  光秀の天下三日の嫁が君  貞次

2012年01月04日 | 新年

(みつひでの てんかみっかの よめがきみ)

 

ネズミ(鼠)は、古今東西いづれも穀物を食べる害獣として、又、ペストなどの病原菌を運ぶとして忌み嫌われてきた。

 

ネズミは、一度に6~8匹の子供を産み、ハツカネズミなどはわずか3,4週間で性成熟し、いわゆる「ネズミ算式」に繁殖するという。都会では、巨大なドブネズミが大量発生しているとも聞く。

 

 しかし、そんなネズミも、正月の三が日だけは、「嫁が君」と呼ばれ、飯や米、餅などを供えもてなす風習があるという。今でも、地方にはそんな風習が残っているのだろうか。

 

 嫁が君さん、明知光秀の三日天下と同じで、三が日が終わったから、今日からは再び嫌われ者のネズミに戻りましたなあ、可哀そうに。

 

 

ヤブツバキ(薮椿)

コメント (2)
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