(やぶいりや うるきなくうる こぶつしょう)
江戸時代の奉公人にとって、1月16日と7月16日の薮入りが、年2回の休日だったそうである。語源は、田舎=藪に帰るという意味らしい。正月とお盆に当たるが、あくまで奉公先の行事が終わってからの帰郷となる。
落語の「薮入り」では、3年振りに帰って来た息子が、奉公先で仕込まれた礼儀正しい挨拶をして、見違えるようになり、両親が感動のあまり涙する。川柳にも
薮入りや何にも言わず泣き笑い
というのがあるという.
さて、ものの売り方にも色々あって、押し売りや呼び込み、訪問販売、競りなど積極的なのがある反面、全然売る気のない売り方もある。どうやら、骨董屋などはその方が売れるらしい。
実際は長年の勘で、ちらっと見ただけで、「この客は、買う気がない、又は買う金がない」と見破られていただけかもしれないのだが・・・・・
岩戸山の麓から伊東方面を望む
二つの瘤は
右が大室山、左が小室山