(なつあけの ははがさわれる おちんちん)
「おねしょ」と言うべきかもしれないが、「寝小便」が私には相応しい。私は、いつ頃まで寝小便をしていたか。最後はたぶん小学校3年生ぐらいではなかったか。
つまり、この句はいやらしい句でもなんでもなく、幼少期の私が寝小便をしているかどうか、を確認するために、母がそっと触るのである。
620回の「万緑や舌が弄る抜歯跡」の句の「弄る」で、幼少期の記憶が突如として蘇ってしまった。それを一言で言えば、やはり寝小便をする屈辱と羞恥心、それは母に触られることによって更に増幅された。
こういうことを、未だに記憶しているということは、私の人間形成に影響を与えただろうし、現在の私の深層心理にも影響を与えているに違いない。
ハンゲショウ(半夏生、半化粧、) ドクダミ科ハンゲショウ属