一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

658  梅雨霧の谷という谷埋めつくす   章子

2012年07月30日 | 

 久し振りに実家に帰った。次の日、梅雨の最中なのに珍しく晴天だったので、子供の頃から良く遊びに行った近くの山に登ってみた。頂上が近づく頃、急に霧が出てきて、素晴らしい眺望も霧に遮られて何も見えない。 

この霧の中に、大きな川に流れ込む小さな支流が何本もあって、それぞれ深い谷を形成し、その川沿いにそれぞれ数軒から数十軒の村落が点在している。

見えないけれども、心の目で見えている、懐かしい景色・・・・・だったかどうか。

ヒョウタン瓢箪)  ウリ科の雌花

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする