一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

648  万緑や不法投棄が散乱す

2012年07月20日 | 

 こんな俳句は止めてくれ、と言われそうだ。しかし、たまにはこういう俳句も作らねばならない。きれいごとの俳句ばかり作って満足していて、一体どうなるというのだ。

 消費税増税は賛成するにしても、新たな数兆円の使い方が問題だ。福祉も結構だが、その前にしなければならないのは、第一にゴミ処理である。

 物を買う、つまり消費とは、ゴミを買うに等しい。買い物から帰って、包装を全て剥がした時のゴミの量。これを全国民がやっているのだから堪らない。消費税をゴミ処理に使わなくてどうするのだ。

 市町村は、電気製品などのゴミ処理を有料化している。そのため、良からぬ市民が、なんと山中に、川や海に電気製品や車、毒物などを不法投棄しているのだ。産業廃棄物処理業者の中には、山中に野積みしているものもいる。

 だから、商品を買う時点で、ゴミ処理費として消費税を取り、全てのゴミ処理を無料化しなければならない。こんな当たり前のことを、政治家の誰もが、一言も言わないのが不思議でならない。

 近頃、カナダやアメリカの西海岸に、東日本大震災の瓦礫が漂着し始め、海岸が汚染され、動物の生態系にも甚大な被害があるという。国際法上、補償義務はないからといって、放置しているらしいが、そんなことで良いはずがない。直ちに、撤去作業を援助すべきだ。

この句、「不法投棄」は、横行はしても散乱はしないけれども、俳句上ご容赦願いたい。

オオバギボシの花が、次第に変化してくるのを眺めるのは、

毎朝の楽しみ。

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