先日の、NHKの「クローズアップ現代」で、音楽評論家吉田秀和氏の話は、非常に興味深いものだった。要点をまとめると
① 彼の書斎のオーディオは、どこにでもある大衆的な機器で、全くこだわっていなかったそうである。日本に初めて音楽レコードなるものが出始めた頃のように、演奏さえ良ければ多少の雑音など、本来気にならないものなのだ。
(そういえば、私の義兄も、ラジオからクラシック音楽が流れてきただけで、直ちに曲名を当てるほどのクラシック愛好家だが、未だに小さなCDラジカセで聞いている。つまり、オーディオ機器の音に凝っている人が、音楽が好きとは限らないということだ。)
② 「そこに、自分の考えはあるのか」
私たち、今日の日本人は「流行」に恐ろしく敏感になっている。何かがはやると、誰も彼も同じことをしたがる。こんな具合に流行を前にした無条件降伏主義、大勢順応主義と過敏症を、これほど正直にさらけ出している国民は珍しい、と私は思う。表ばかりに気を取られずに、裏に何があるか、その本質を見抜いて欲しい。
3,11の地震と津波と原発の被害を見て思う。この国は病んでいる。太平洋戦争、敗戦当時から、悲しいことだが日本人はなんら変わっていない。
ヒメワレモコウ(姫吾亦紅) バラ科ワレモコウ属の多年草