第二次世界大戦・太平洋戦争・大東亜戦争・日中戦争などとも呼ぶ先の敗戦から、今年で68年。当時「軍人勅諭」は、既に小学校で習っていたらしい。とすると78才以上の方々は、覚えているかもしれない。以下の5カ条ではなく、総字数2700文字を全て暗唱できる人は、もう少し年上の陸軍の元軍人さんのようである。
一(ひとつ)軍人は忠節を尽すを本分とすべし。
一(ひとつ)軍人は礼儀を正しくすべし。
一(ひとつ)軍人は武勇を尚(とうと)ぶべし。
一(ひとつ)軍人は信義を重んすべし。
一(ひとつ)軍人は質素を旨とすべし。
ご覧のように、この5カ条の「軍人」をただの「人」に替えても、問題なく通用する普遍的な教条である。
いづれにしても、私達団塊の世代は、どうやら戦争を経験せずに死んでいけるらしい。但し、これは「なんの努力もしないで得られた幸運」である。だから、「日本がだらしないのは、お前たちのせいだ」と言われたら、頭(こうべ)を垂れる他ない。