一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

818  おでん酒軍人勅諭知る人と  五郎

2013年01月09日 | 

 第二次世界大戦・太平洋戦争・大東亜戦争・日中戦争などとも呼ぶ先の敗戦から、今年で68年。当時「軍人勅諭」は、既に小学校で習っていたらしい。とすると78才以上の方々は、覚えているかもしれない。以下の5カ条ではなく、総字数2700文字を全て暗唱できる人は、もう少し年上の陸軍の元軍人さんのようである。

一(ひとつ)軍人は忠節を尽すを本分とすべし。
一(ひとつ)軍人は礼儀を正しくすべし。
一(ひとつ)軍人は武勇を尚(とうと)ぶべし。
一(ひとつ)軍人は信義を重んすべし。
一(ひとつ)軍人は質素を旨とすべし。

ご覧のように、この5カ条の「軍人」をただの「人」に替えても、問題なく通用する普遍的な教条である。

 いづれにしても、私達団塊の世代は、どうやら戦争を経験せずに死んでいけるらしい。但し、これは「なんの努力もしないで得られた幸運」である。だから、「日本がだらしないのは、お前たちのせいだ」と言われたら、頭(こうべ)を垂れる他ない。

コメント (2)
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