一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

832  初不動厄なき齢となりにけり  正太

2013年01月27日 | 新年

 不動尊は、大日如来の化身で、「お不動さん」の名で親しまれ、全国各地の寺に安置されている。初不動は、1月28日が縁日で、関東では成田不動尊が有名。

 さて、厄年を調べてみた。最も古い平安時代の「色葉字類抄」では、13、25、37、49、61、73、85、97」が厄年とされている。

江戸時代でも、『仏説灌頂菩薩経』では「7、13、33、37、42、49、52、61、73、85、97、105」

 ところが、1712年(正徳2年)の百科事典「和漢三才図会」では、「男25,42,61、女19、33、37」となっており、この頃のものが現在まで続いている模様。

 42が「死に」通ずとか、33が「惨々」に通ずなどと馬鹿げた語呂合わせまである。日本人は、血液型による性格や相性判断が無根拠に大好きで、無宗教なのに厄年なんかも結構信じていて、神社や寺に行って、高額を払い厄払いをしてもらっている。

いづれにしても、現在では男は61才から、女は37才から厄年はないことになっている。実に不思議な話ではある。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする