一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

831  聞き流す夫の聞くふり野水仙  あや子

2013年01月26日 | 

 「ふんふん、なるほど」などと、家の亭主は上手に相槌を打つ。そこでしばらくして女房は、「さっきのことなんだけどねえ」「えっ、何のこと・・・・・」やはり、何にも聞いていなかった。亭主は、きっと水仙の撮影に夢中だったに違いない、

 それにしても、家でも新聞を読みながら、又はテレビを見ながら、実に上手に相槌を打つのだが、実際亭主の頭の中に、女房の言葉は記憶されてはいない。

 それは、軽い認知症ではないかって。当らずとも外れてはいないかもよ。

コメント (3)
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