一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1442   春瘡魚飲みたくなる顔来たりけり

2015年02月10日 | 

  カサゴは、笠を被っているようだから「笠子」。皮膚病に罹っているようだから「瘡魚」と書くそうです。

 又、海底で生活していて、釣り上げられると水圧のため、目が飛び出し口も開いてしまうので、安本丹(あんぽんたん)とか愚魚とか呼ばれているそうです。

 カサゴは、刺身でも唐揚げでも、煮付けても美味でありますが、1年中釣れる底物なので、俳句の季語には分類されていないようです。

 この句の、「飲みたくなる顔」というのは、勿論カサゴのことでもありますが、どちらかというと「人間の顔」のことであります。そしてこの日も、実に見事に飲み過ぎました。

 

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