一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1444   父母の忌は二月なりけり梅真白

2015年02月13日 | 

 くも膜下出血で母を、心筋梗塞で父を、共に2月に緊急入院し、一週間の看護の後、病院で見送った。当時は、入院した病院の不手際を恨んだりしたが、今思うと、あながち不運だったとは言えない。

 何故なら、テレビの特番で知ったことだが、親が半身不随になったり、認知症になったりして、大変な思いをしている子供達が何百万人もいるからである。介護のために仕事を辞めたり、老老介護つまり、介護する側も高齢化して大変なのである。

 長寿は、若い人達に大きな経済的負担を強いている。60才で退職し、20年も年金で悠々自適といった生活は、近い将来夢物語になるだろう。

 いづれにしても、1年で最も寒いこの時期に死にたくはない。桜の咲いている満月の夜が良いと、西行さんも言っている。

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