一韶の俳句ブログ

俳句を詠うのは自然・私・家族・夢や希望・社会など。読む時はどんな解釈が浮かぶか読み手の経験や生活によって様々

1456   福寿草大笑いして風の中   沙会

2015年02月27日 | 

 この句に切れがあるとすれば、「福寿草/大笑いして風の中」の/であろう。そして、大笑いしたのは文法的に、①比喩的に「福寿草」と解釈できるが、福寿草が笑うはずもないのだから②作者か別の人間かもしれない。更に③福寿草も人間も共に大笑いしたのかもしれない。読者がこの中のどれを取るかは、読者の勝手である。

 この句の「大笑い」という大げさな言葉こそ面白い、という人もいるだろう。又、「微笑む」「含み笑い」くらいに抑えた方が良いという人もいるかもしれない。

この梅も笑っているように見えなくもない。

いやいや、あら不思議、笑っているように見えてきたぞ。

コメント
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