今月は、新暦の3月15日が、旧暦の2月15日。丸々ひと月違って、日にちはぴったり同じ。つまり、昨日は十五夜の満月だった。
さて、この句の「音羽の滝』と言えば思い出すのが、「はてなの茶碗」←クリック
清水の 音羽の滝の 音してや 茶碗も日日に もりの下露
「はてなの茶碗」は、落語好きならきっと知っているだろう。私は、仕事にかかわりがあるので・・・・・
物の価値、美術品の価値、人間の価値が、どのように決まっていくのか、実に興味深い落語・・・いや、世の中なのである。
今月は、新暦の3月15日が、旧暦の2月15日。丸々ひと月違って、日にちはぴったり同じ。つまり、昨日は十五夜の満月だった。
さて、この句の「音羽の滝』と言えば思い出すのが、「はてなの茶碗」←クリック
清水の 音羽の滝の 音してや 茶碗も日日に もりの下露
「はてなの茶碗」は、落語好きならきっと知っているだろう。私は、仕事にかかわりがあるので・・・・・
物の価値、美術品の価値、人間の価値が、どのように決まっていくのか、実に興味深い落語・・・いや、世の中なのである。
(ぎょうさんの ちぶさいりゆく はるのやま)
『昨夜、午前2時まで仮想空間にいました。つぶやきを交わし合うけれど、名前を知らない、顔を知らない、声も知らない、永遠に会う事はないだろうお相手です。でも元彼より、男友達より、職場の先輩より、今の私には一番身近な異性です。短いつぶやきだけで、どういう人か想像する。会話が弾むのは、気が合うってことでしょうか。「私たち、ソウルメイトではないの」とつぶやき合ったりしました。とても不思議な関係です』(仮想空間にはまったある女性より)
ところで質問です。この句の作者は女性でしょうか、それとも男性でしょうか。勿論、私の句ではありません。
我が家の犬「デン」の母親でミックス犬の「クロ」が昨日入滅。満開のミモザの根元、5か月前に亡くなった父親「タロー」の隣に埋葬する。
母親「クロ」は、長いこと野良犬だったが、幸運にも最後の1年間は優しい飼い主に引き取られ、家族に看取られて亡くなりました。最後の一ト月は、その家のお嬢さんに添い寝してもらいながら・・・・・世の中には、何という愛情深い人がいるのかと、又、何という幸運の犬がいるのかと驚くばかり。
さて、最近知り合いの犬が何匹も死んだが、去勢や避妊手術をすると早死にするらしい。自然に任せて手術しないほうが、どうやら長生きするらしい。
(よぼろから ひのくれそめし ねはんぞう)
涅槃とは、
〇お釈迦様がお亡くなりになること。旧暦2月15日と言われている。
〇煩悩の火を吹き消した状態(滅、寂滅)
〇人間の本能から起こる精神の迷いがなくなった状態(涅槃寂静)
〇心の安らぎ、心の平和によって得られる楽しい境地(常楽我浄)
〇「さとり」〔証、悟、覚〕と同じ意味
さて、お釈迦様入滅(涅槃)の折、欝婆尸女(うつばしにょ)という名の女性信者は、四十五年間の布教の旅を歩き続けた釈尊の御足を一心に擦り、感謝と労りと悲しみの涙を流したそうである。
摩訶迦葉尊者が荼毘に伏す前の釈尊の御足をみたとき、釈尊の御足には老女の涙の跡が消えないで残っていたという。
「膕」とは、「よぼろ、よほろ、ひかがみ」とも読み、膝の真後ろのへこみを言う。又は、膝窩(しっか)ともいう。
コンビニエンスストア(convenience store)は、年中無休で長時間の営業を行い、小規模な店舗において主に食品、日用雑貨など多数の品種を扱う形態の「便利な小売店」である。多くの場合、ローソンなど大手資本によるチェーン店舗として展開されている。
経営しているのはあくまで個人であって、例えば企業から納入された弁当が売れ残れば、廃棄して損するのは個人である。24時間営業という過酷な労働は、パートタイマーの若者達。夢も希望もあったものじゃない。結局、大手企業が儲けて、働く人たちが疲弊している構図が出来上がってしまった。
便利にお買い物ができるようになって世の中大いに変わったが、あの春の月だけは数億年変わらずに輝いている。こんな句は、子規にも、虚子にも、ましてや芭蕉や蕪村にも作りようがなかった。正に平成という時代が作った俳句である。
ところで、月は1年に4センチづつ地球から離れているらしい。元禄時代からすると、14メートルも遠のいたことになる。
(しゅんぎくを ふんわりしぼる じゅっしかな)
シュンギク(春菊)は、栄養素が豊富で、動脈硬化や高血圧など成人病を防ぎ、風邪の予防、便秘の改善、整腸作用、食欲増進などの効果が期待できるそうで、古くから「食べる風邪薬」として珍重されていたそうである。特に多く含まれているβ-カロテンは、ビタミンAの前駆体(不活性型)で、水には溶けないが脂には溶け易いという。
春菊は、春咲く菊なのでそう名付けられたようだが、冬の鍋物に欠かせず冬野菜のイメージが強い。実際、10月から4月が出荷のピークである。
茹でた春菊をどのくらい強く搾るかは、汁物、サラダ、和え物、冷凍保存にするかで微妙に違うが、青野菜は搾り具合で食感がかなり変わる。その加減は、料理人の指先と掌が知っている。ふんわり搾った春菊ならば、サラダ感覚の自家製ポン酢でいただきたい。
それにしても、「搾る」は、乳牛の乳を搾る感触が蘇ってくるから面白い。もう一つの「絞る」では、雑巾を絞るや絞殺などがイメージされて台無しである。
(ゆのまちの なのはなびより うめびより)
結構な寒さが続いているが、熱海の梅園も湯河原幕山梅園の梅もほぼ満開。ナズナ、イヌフグリ、なども咲き始めたし、フキノトウは、トウが立ち始めた。
日本全国、どの町も活性化のために公園を作り様々な草木を植え、観光客を呼ぼうとしている。原発や工場誘致などよりは、余程上等である。イルミネーション(電飾)などよりは、はるかに上等である。
人間に最も必要不可欠なのは植物である。金属や宝石でも、電気や電波でもない。
春子とは、2~4月に出る椎茸のこと。女性の春子さんがふくらむわけではありません。
露地栽培の椎茸は、クヌギ(櫟)やコナラ(小楢)などの原木に菌を植え付けて、山林などの日陰に立て掛けておけば、秋に出る「秋子」、冬に出る「寒子」「どんこ(冬茹)」、春に出る「春子」、藤の咲くころに出る「藤子」と、呼び名も色々あるようです。
晴天が続くとさっぱり大きくならないし、雨が続けば雨後の竹の子ではないが、あっという間に大きくなります。私は、雨後のジャンボ椎茸のバター焼きが大好きです。下手なステーキより、よっぽど美味いと思います。ご存じない方は、是非お試しあれ。
最近の白内障の手術は、実に簡単になったという。以前は、片目づつ一週間の入院だったのが、今では両目で日帰りだとか。ついでに視力調整、遠視や近視を治すこともできるとか、一度手術すると、一生持つそうだから、願ったり叶ったりである。
前立腺癌の全摘出手術も、実に簡単だとか。五ケ所穴を開けるだけで、開腹しないから筋肉を切らずに済むので、10日ほどで退院できるという。
これは、最近聞いたテニス仲間の本当の話です。
(おもたげに ふねつるつると わかめがり)
日本の若布の9割は、養殖だそうである。前年の夏に種付けしたロープを沖のブイに吊るしておくと、秋から冬にかけて成長して春に収穫できる。
一般の人でも、磯で天然物を採ることができる。韓国では、養殖物より天然物に価値があるそうだから、大きさや厚み、味も違うのかもしれない。この句の若布も高級天然物の若布に違いない。
採りたての生ワカメを熱湯に投げ込むと、さっと鮮やかな緑に変色するのが楽しい。
現在、炭を入れて火鉢なるものを、暖房として使っている家庭が、どの位あるだろうか。今どきの新しい家は密閉性が高いから、火鉢など使ったら必ず一酸化炭素中毒で、半身不随か死ぬ羽目になるはずだ。
ところが、「火鉢・俳句」を検索してみると、ぞろぞろと「火鉢俳句」が出てくる。皆さん、昔を思い出して作っているのだろうか。それとも、本当に生活の中で使っているのだろうか。
少なくとも私の知人の中に、火鉢を使っている人は一人もいないし、使っていたとしても、せいぜい金魚や目高を泳がせているばかりだ。
いやー驚きました。「おめでとうございます」と、作者に言うべきか、牛に言うべきか、と悩みますが、勿論両方にですよね。大きな牛の大きな双子のお産は、大変な難産ではないかと想像します。だから、春のお月様もきっとお祝いの光を送っているのでしょう。
ところが実際は、自然条件下で双子が生まれる確率は、乳牛では人間と同程度の2~3%、肉牛では1%以下とされていますから、それほど珍しいことではないんですね。又々、驚きました。
私はやっていないが、日本人のどのくらいが株取引をしているだろうか。以前、株を買うなら安定している「電力株が良い」と聞いたことがある。しかし、3.11で、彼らは大損したのではないだろうか。
この句の作者は、建設株が気がかりなのだが、さもありなん。4年後の東京オリンピック開催決定によって、競技場建設・道路整備・ホテル建設などの需要が高まり、株が上がるのではないか、と思っているに違いない。
バブルの時もそうだったが、私はいつでも高みの見物である。得もしないが、損もしない。
いつの間にか溜まった、互換性のないポイントカード。飲食店、薬店、ケーキ屋、スーパー、航空会社、家電量販店などのポイントカードである。溜まったのはカードばかりで、ポイントはほとんどが期限切れであった。
全店共通としては使えないから、カードを作る手間と費用が無駄だし、店でいちいち財布から探し出す客の行為が七面倒くさくてならない。店の利益になるとはとても思えないが、よそがやっているから、仕方なくやっているのではなかろうか。
但し、このポイント制度を考案し、このように全国に普及させた人は、大したものである。つまり、無から有を作り出した大いなる無駄に拍手するとしよう。
考えてみれば、例えばテレビや携帯電話だって本来必要のないものだし、およそこの世のほとんどが不必要なものであり、そんなものを私たちはせっせと買い込んでいるわけだ。
カードを数えてみたら9枚もあった。全部捨てることにした。
光の三原色(赤・緑・青)の最後の発光ダイオード(Light Emitting Diode、LED)の青が発見され、シアン・マゼンタ・白色が加わり、LED照明が普及し始めた。
LED照明は、蛍光灯のように水銀を使わなくて済むし、白熱灯の20~60倍の長寿命であり、消費電力が白熱灯に比べて約87%、蛍光灯に比べて約30%も削減できるとされる。
白熱灯をLEDに替えるのは簡単でお勧めである。但し、直管蛍光灯の場合はかなり値段が高く工事費もかかるので、普及はあまり進んでいない。だから作者が迷う気持ちもよく分かる。