♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
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ひるの歌謡曲・大川栄策

2005年09月05日 | 演歌・歌謡曲
今週の「ひるの歌謡曲」は、川野夏美が司会を担当する。新曲「じょんがら恋唄」が出たばかりであり、いいタイミングだと思う。いつも前向きで元気いっぱいの彼女らしいナレーションだった。
今週のラインナップを見ると、大川栄策、長保有紀、冠二郎、神野美伽と渋い本格演歌歌手が揃っていて、川野夏美が目ざすところと一致しているようだ。

きょうの特集の大川栄策といえば、昭和40年代後半、「目ン無い千鳥」「新妻鏡」などの古賀メロディをカバーするナツメロ歌手というイメージだった。後に「さざんかの宿」の大ヒットで広く知られるようになったが、地道にスタイルを変えずに演歌を歌い続ける姿勢は変わらない。彼に関しては、スター性とか華やかさとは無縁の、演歌歌手の原点を見るような思いがする。
放送された曲目は、「さざんかの宿」「路傍の花」「わかれ港町」「酔いぐれすずめ」「哀愁平野」「海峡酒場」「港雨」「夜明け前」、そして8月31日に発売されたばかりの新曲「駅」の計9曲だった。この中で異色なのが「酔いぐれすずめ」で、フォーク調のメロディに哀感ただよう歌詞がすごくいいと思った。
「駅」は大川栄策の原点に回帰したような本格演歌で、節回しのうまさを存分に味わえるいい曲だ。
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