「ひるの歌謡曲」は、冠二郎の特集だった。冠二郎は月曜日の大川栄策と同じく、いわゆる団塊の世代の歌手である。下積み時代が長かったのも共通といえる。
いぶし銀のような大川栄策に対して、冠二郎には演歌独特の泥臭さ、そして包容力、また男くささなどいろんな要素の複合があるように思える。
きょう放送された曲を聴いていると、「みれん酒」「酒場」あたりでは、ギターかかえて流しで唄っているような、何か演歌の一つの原点のようなものが感じられる。そうかと思えば、「炎」「ムサシ」のような派手なステージパフォーマンスに向いた曲もある。また、「都忘れの花のように」では抒情的な優しさを見せ、「満天の星」では荒涼とした異国情緒、「これでいいんだよ」では哀愁味というように、それぞれ異なった一面を表現していて、この歌手の多様な表現力を知ることができた。
そして新曲「ほろよい酔虎伝」では、まさに大衆の歌としての演歌を存分に味わうことができる。
いぶし銀のような大川栄策に対して、冠二郎には演歌独特の泥臭さ、そして包容力、また男くささなどいろんな要素の複合があるように思える。
きょう放送された曲を聴いていると、「みれん酒」「酒場」あたりでは、ギターかかえて流しで唄っているような、何か演歌の一つの原点のようなものが感じられる。そうかと思えば、「炎」「ムサシ」のような派手なステージパフォーマンスに向いた曲もある。また、「都忘れの花のように」では抒情的な優しさを見せ、「満天の星」では荒涼とした異国情緒、「これでいいんだよ」では哀愁味というように、それぞれ異なった一面を表現していて、この歌手の多様な表現力を知ることができた。
そして新曲「ほろよい酔虎伝」では、まさに大衆の歌としての演歌を存分に味わうことができる。