今回取り上げますのは、男性演歌歌手の北川大介さんの新曲で、2月12日に発売された『北の街 函館』です。
北川さんはプロゴルファーを目指していたという異色の経歴を持ち、1998年に27歳でデビューしており、そこそこのベテラン歌手と言えます。
演歌歌手の中では、パンチのある曲、元気な曲が多いような印象があります。
このブログでは随分前になりますが何曲か取り上げていて、2013年の『君の住む町で』以来になります。
今度の『北の街 函館』は、男性主人公が別れた女性への想いを断ち切れず、彼女が今も住む函館に今すぐにでも行きたいとの心情を歌ったものです。
曲調は昭和のムード歌謡風といった感じで、大変親しみやすいミディアムテンポなので、カラオケでも人気が出そうです。
歌詞で特徴的なのは、「すぐにでも飛びたい」の表現で、ここは普通なら「すぐにでも逢いたい」でしょうが、「飛びたい」とすることで、逸る気持がよく表われていると思います。
北川さんの歌唱は、ムード歌謡の定石からすればちょっと力みすぎとも思えますが、まあこれは聴く人の好き好きで、情熱的な内容に合わせた歌い方とも解釈できるでしょう。
作詞はムード歌謡を多く書いている高畠じゅん子氏、作曲はベテランの叶弦大氏です。
歌謡曲ファンにも演歌ファンにもおすすめできる曲だと思います。
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