♬ 歌・唄・詩の日々

いい歌、いい歌手と出会いたい・・・
そんな気持ちを込めて綴る気ままな雑記帳です

昭和の名歌謡曲特集

2005年02月18日 | 演歌・歌謡曲
ビデオ録画で「たけしの誰でもピカソ・昭和の名歌謡曲特集」を見た。渚ゆう子、平山みき(前は平山三紀だった)がそろって出ていて、30年以上前にタイムスリップしたようで、もう背中がゾクゾクするような感じだった。
二人ともテレビで見るのは何年ぶりだろう。こうして今も歌の世界で活躍していると知ってうれしい。
ザ・ベンチャーズ作曲の渚ゆう子「京都慕情」、筒美京平氏作曲の平山みき「真夏の出来事」、どちらも大好きな曲で、ポップス系歌謡曲黄金時代の不朽の名曲だと思う。特に「真夏の出来事」は、平山みきの個性を生かし切った曲で、この歌手にしてこの曲ありと言っていい。
そしてもう一人、初めて見る歌手で「ネオ昭和歌謡の歌姫」渚ようこが出ていた。「世迷い言」を唄っていたが、やや鼻にかかった投げやり的な歌唱で独特の個性を持っている。阿久悠氏が彼女のことを「歌手に徹している」とほめていた。この渚ようこは「ふるえて眠る子守唄」という阿久悠氏書き下ろし曲も唄っているそうだ。ここにも昭和歌謡パワーは深く静かに胎動しているのを知った。
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田川寿美『ここは港町』

2005年02月17日 | 演歌・歌謡曲
「洋子の演歌一直線」で田川寿美の新曲『ここは港町』を聴いた。彼女の曲には、オーソドックスな演歌とは一味違う新鮮な感覚がある。今度のこの曲も、タイトルや内容的には演歌のパターンではあるが、適度なメリハリがあって歌詞も印象的だ。作詞は『江釣子のおんな』の池田充男氏であり、なるほどという感じだ。彼女の歌唱はファルセットを効果的に使っていたと思う。
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秋桜の風に吹かれて

2005年02月16日 | 演歌・歌謡曲
演歌のCDにはカップリング曲もなかなかいいものが多い。最近では島津亜矢の『帰らんちゃよか』が、はじめは『娘に・・・』のカップリングだったのが、評判がいいので途中からこちらをメインに替えたような例もあった。
川野夏美の『夏椿』のカップリング曲『秋桜の風に吹かれて』も、しっとりとした哀愁味がただよういい曲だと思う。特定の地名はないが、水森かおりが唄う旅情演歌のような味わいがある。そういえば川野夏美も水森かおりも、「和服を着ない演歌歌手」という共通点があった。この二人のふだんあまり見られない和服姿をどちらも雑誌のグラビアで見たことがあるが、それなりに似合っていたようだ。
ところで山本智子は「和服派」に転向したのだろうか。
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島津亜矢の『お七』

2005年02月15日 | 演歌・歌謡曲
きょうのNHK歌謡コンサートは、4人の出演者がそれぞれの演出でじっくり聴かせるという趣向だった。その中でも際立っていたのが、島津亜矢の『お七』。6分半という長さを感じさせない熱演だった。この歌手は歌唱もさることながら、語りのうまさにかけては、現役歌手で右に出る者がいないのではと思う。
確かに万人向きとはいえないだろう。嫌いな人も多いだろうとは思う。でも一度この歌手の魅力に取り付かれると、ちょっとやそっとでは抜けられない。
きょうのステージの中のひざまずく場面も、流れの中で決してオーバーアクションと感じさせないうまさがあるように思う。
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あさみちゆき

2005年02月14日 | 演歌・歌謡曲
いま『井の頭線』が話題になっているあさみちゆき。彼女も竹川美子と同じく平成15年デビューだが、そもそも私が若手の演歌・歌謡曲系の歌手に関心を持つようになったきっかけとなったのが、彼女であった。おととしの6月、彼女がNHK歌謡コンサートに初出演して唄ったデビュー曲『紙ふうせん』を聴いたとき、心の奥に忘れていた感覚がよみがえるような感じがした。そして唄っているあさみちゆきという歌手には、スケールの大きさを感じ、ジャンルを超えた活躍をしそうな予感がした。その予感は間違っていなかったと思う。
ジーンズ姿でギター弾き語りというスタイルは、都会の人間の孤独感を歌い上げるにふさわしい。
また、昭和歌謡の名曲が好きという彼女には、忘れかけた名曲に新鮮な輝きをよみがえらせてくれることも期待したい。

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