「じぇんごたれ」遠野徒然草

がんばろう岩手!

遠野学会

2007-01-27 20:29:19 | 遠野
 遠野物語研究所が主催する第11回遠野学会へ出席してきました。

 今年で11回を数えるということですが、私は3回目の出席、昨年は勤務の為、出席できませんでしたが、毎年ひとつは郷土史やら歴史関係の発表もあり、何よりも遠野学と称する地元に関する内容が充実しており、自分が知らない活動或いはもう少し詳しく知りたいという活動や発表があるので、毎年楽しみにしておりました。


受付風景





 昨日からの当直は宮守勤務、宮守は雨でしたが遠野は降雪があったとか、雪も午後には雨となり、足元の悪い中、約30名程の出席か・・・。




 まずは、昨年11月でもお馴染み、遠野物語研究所長の高柳先生のご挨拶後、地場産業を生かしての間伐材を使っての木の絵本を商品化し、高い評価を受けている「もくもく絵本研究所」の発表、次に一集落一農場を目指して地域ぐるみで農業生産、加工、販売を展開する上宮守の宮守川上流生産組合の活動発表、さらに遠野緑峰高校生徒2組による発表、将来は日本一の肉質を誇る牛を育てたいという少年の夢とヤーコン栽培に取り組み、ジャムや加工品を苦心の末に作り出したグループの発表、そしてグリーンツーリズムに関する発表と遠野ことばの研究発表の5つの内容でもありました。




 もくもく絵本・・・組み合わせにより物語が色々と変化する、なるほど・・・と感心いたしました。


 皆さん、すばらしい発表、そして市内でも色々な分野でご活躍されている方々がいること、今さらながら頭が下る思いでもあります。




 画像は徳吉氏のグリーンツーリズム関連の発表・・・・

 この中で、各団体やらサークルによる草の根ツーリズムというものがありましたが、遠野でもよく耳にし、その活動展開も語られるグループが挙げられますが、よく考えてみれば、個々の内容が前面に出ているとはいえ、遠野市発信、関連のウエブサイト、ブログの管理人で俄かに立ち上げた「遠野ぶれんど会」も一役買っているとあらためて思った次第です。

 個人のサイトやブログによるところは大きいかもしれませんが、人々の出会い、交流は決して負けてはいないこと、むしろ今の時代には必要不可欠であり、これらを見て遠野へ行ってみたい、行って来た、情報豊富で助かったということが絶対あるはず、グリーンツーリズムで遠野へ、遠野物語で遠野へ・・・しかし、その接触の第一歩はインターネットによることも大きいものとも思いました。

 遠野ぶれんどの集いで当局、或いは其処に席を置く人々の参加はおろか、反応も皆無といった内容もございましたが、個人的にやっていることとはいえ、やはり何かしら少しで良いからアドバイスなり励まし、せめて一個人としてでもコメントのひとつもいただきたい、そんな思いも今回はいたしました。

 会場では、物語研究所以外の方々とは面識はありませんでしたが、声をかけていただいた際に、少しびっくりしたかのようなお顔で、「毎日ブログやHPを見ております。館跡も記事も見ましたよ・・・」といただいたこと、これはかなり嬉しかったです。

 こうしたことでもかなりの励みに私はなりますし、取り組んでいて良かった、今後も続けようと思う単純さはあります。


 最後に市立博物館・図書館館長の石井先生が仰せでしたが、今回の発表等、もっと外部に向けて発信すること、インターネット等も活用する、他地域との交流も含めてこれからはさらに必要とのご見解でもあります。
 
 ちなみに夕方からは懇親会が予定されておりましたが、諸般の事情で不参加となりました。
 こういった機会に皆さんに知っていただく、交流のきっかけをつくる、これが必要ではありましたが、次回ということで・・・・・。
コメント (7)
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