ホンダがF1の撤退を発表しました。
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ホンダ、F1撤退を発表=業績下振れ、環境投資などに集中
ホンダは5日、自動車レースの最高峰、F1世界選手権シリーズから2008年限りで撤退すると発表した。金融危機を受けた世界的な景気低迷で市場環境は急速に悪化しており、将来に向けた環境関連投資などへ経営資源を集中的に配分することにした。ホンダは1964年のF1初参加以来、参戦と撤退を繰り返してきた。2000年以降の第3期では、06年に1勝を挙げたものの好成績は残せず、ブランドと技術のPR効果も十分に発揮できなかった。このため、福井威夫社長は「撤退は悔しいし残念だが、それほど自動車産業を取り巻く環境は厳しい」と説明した。同社は業績悪化を受けて経費の見直しを進めた結果、チーム運営など年度予算が400億-600億円規模とみられるF1活動が削減対象となった。一方、チームについては今後、売却交渉を進める方針だが、難航が予想される。(2008/12/05-16:38時事)
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寝耳に水の話で驚きましたが、関係者の間では噂があったようです。スーパーアグリF1の撤退は、随分前から噂されていたのでそれほど気にしていませんでしたが、「本家」まで撤退とは思いませんでした。ファンとしては凄く残念。金融危機が原因と報道されていますが、おそらく昨年も成績が悪く、その雪辱を誓って昨年後半から2008年の新車を作り始めたのに、これまた凡作で昨年同様の成績した残せなかったことも要因でしょう。ホンダが空力技術的に末期症状だったのは間違いありません。対策は打っていたようですが、どれも当らず引き際だと判断したのだと思います。
まあ、1月に発表した時のスッキリした新車の写真(1月29日の記事参照)と、ブラジルGPの空力末期症状のマシンを比べてみれば、この車がダメだったことがよく判ります。最後は、ダンボの耳とか角だとか、いろいろ変なものが付いて醜い姿になってしまいました。ということで、1月29日の記事で「ダメだったらエアロパーツ張り扇でポカッ」とやるはずだったのですが、ブラジルGPの写真では無くなっていました。嫌な予感がしたのでしょうか。
今回の撤退で救いがあるとすれば、来年のレギュレーションで「さらに醜いホンダ」に変更されたマシンの姿を見なくても済むことです。(^^)
それはさておき、残されたロス・ブラウンとバトンの今後の活躍を祈るばかりです。ビックスポンサーを見つけて、頼りにならなかったホンダにリベンジしてください。