打上から注目していた「はやぶさ」が、遂に地球に帰還しました。
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はやぶさ カプセル着地を確認…ヘリ捜索隊 グレンダンボ近郊(オーストラリア南部)
小惑星イトカワの岩石採取に挑んだ探査機「はやぶさ」は13日深夜、地球に帰還した。月より遠い天体に着陸し、地球に戻ってくるのは史上初。宇宙航空研究開発機構(JAXA)によると、はやぶさは午後10時50分ごろ(日本時間)、大気圏に突入、はやぶさ本体は燃え尽きた。JAXAは、ヘリコプターによる捜索隊が目視でカプセルをオーストラリアのウーメラ砂漠で発見したことを明らかにした。14日朝、回収作業を始める。
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はやぶさ本体が燃え尽きる様子は、テレビで放映されていたようですが、カプセルの方は無事に回収されたようです。月より遠い天体に着陸して地球に帰還するのは史上初ということで、日本の宇宙開発のレベルの高さが証明されてとても誇らしい気分です。確かに有人宇宙船を打上げた中国の宇宙開発のような派手さはありませんが、限られた予算の中で着実に成果を収めている感じが日本らしくてとても良い。無人衛星で実績を残した分野があるというのは、今後の日本の宇宙開発の強みになると思います。この結果を踏まえ、これからも滞ることなく宇宙開発に注力して欲しいものです。
月を探査して最後は激突してしまった「かぐや」や、小惑星まで往復し地球上空で燃え尽きた「はやぶさ」のように、身を粉にして働いた探査衛星に夢やロマンを感じました。「事業仕分け」でたった3000万円に削減された予算ですが、この実績を基に是非増額してもらいたいと思います。その分、衛星よりも働きが悪い国会議員を減らしてください。