ゲノム編集技術クリスパーの開発経緯から、その後の特許紛争、新型コロナへの対応までを、ノーベル化学賞を受賞したジェニファー・ダウドナさんを中心に描いたノンフィクション。
ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか知らなかったので大変勉強になった。 著者(アイザックソン氏)自身が編集作業を経験したり、特許やこのツールの将来の在り方についても絡んでいて、自己の見解を述べたり、研究者間の橋渡し役になっている所が普通のノンフィクションとは違っている。科学者間のポリシーの違いから、医療と生命倫理について考えさせられることも多かった。
ただ遺伝子工学については全く予備知識が無かったので、疑問に思う事も多かった。事前にもう少し勉強しておいた方が楽しく読めたと思う。
ゲノム編集という言葉は知っていたが、それがどんなもので、どのような経緯で開発されたか知らなかったので大変勉強になった。 著者(アイザックソン氏)自身が編集作業を経験したり、特許やこのツールの将来の在り方についても絡んでいて、自己の見解を述べたり、研究者間の橋渡し役になっている所が普通のノンフィクションとは違っている。科学者間のポリシーの違いから、医療と生命倫理について考えさせられることも多かった。
ただ遺伝子工学については全く予備知識が無かったので、疑問に思う事も多かった。事前にもう少し勉強しておいた方が楽しく読めたと思う。