キマグレ競馬・備忘録

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ウクライナ支援会談決裂

2025年03月04日 | Current news
たまには時事ネタ。メディアは、週末からこの話題でもちきりです。
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ウクライナ軍事支援を一時停止=トランプ米大統領、停戦交渉へ圧力―会談決裂、公式謝罪も要求
【ワシントン時事】米メディアは3日、トランプ大統領がロシアの侵攻を受けるウクライナへの全ての軍事支援の一時停止を命じたと報じた。ウクライナのゼレンスキー大統領との首脳会談の決裂を受け、同国に圧力を強める狙いがある。米国の軍事支援に依存してきたウクライナにとっては痛手となる。ロイター通信は軍事物資の輸送が既に止まったと伝えた。(後略)
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先週末のトランプ大統領とゼレンスキー大統領の会談決裂を見ていて、「水戸黄門」のドラマを見ているようでした。
黄門様気取りの悪代官と、仲が悪い隣人に土地を取られた庄屋の話し合い。悪代官が「金目のものを出せば、喧嘩を仲裁してやる」と持ち掛け、庄屋が渋々その話に応じようとしていたが、代官の横にいた腰巾着の余計な一言で大揉めという話。器の小さな代官が怒り狂い収拾が付かない。この話に黄門様は登場しない、何も解決しない、何だか出来の悪い茶番劇でした。(今回は「おぬしもワルよのう」の世界一の大金持ち越後屋はいなかったが)
立場が弱いゼレンスキーは、2人に苛められたけれどよく辛抱した。トランプにとってのウクライナは取引の対象でしかないけれど、ゼレンスキーは国の命運を担っている。お金しか気にしていないトランプと人命を預かるゼレンスキーでは、背負っている責任の重さが全く違う。彼にとって、相手を見て二枚舌を使うトランプは、信用成らないプーチンと同類に見えたのかもしれない。だから安全保障の確約が欲しかったのだと思います。この先どうなるのか予想するのは難しいけれど、記事のようにウクライナ支援が完全に止まれば、無条件(ロシアに領土を認め、資源権益をアメリカに認める)で停戦するしか無さそうです。
もし停戦が実現しても、掌返しでロシア側についたアメリカの事を世界はどう見るだろう。日本がもし有事になっても、中国との関係の方が重視され、安保条約は破棄されて米軍が撤退してしまうかもしれません。また、アメリカのこの対応を見て、抑止力としての「核武装」を考える国が増えるかもしれない。気分屋で怒りっぽい権力者がそれを使ったら、関税のように報復合戦が始まる。それが人類にとって一番恐ろしい事だと思います。
と、茶の間の評論家は、今回のテレビ報道を見ながら想像するのであります。
因みに、ゼレンスキーに「ウクライナに行った事があるか」と聞かれた腰巾着が、「テレビで見た」と言った時には思わず笑ってしまいました。副大統領でも、私と同レベル。ウクライナの事は何も判っていない。(^^;)

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