キマグレ競馬・備忘録

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第77回日本ダービー

2010年05月30日 | Horse Racing
実力伯仲の有力馬が出走した今年のダービーは、伏兵エイシンフラッシュが優勝しました。
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【日本ダービー】エイシンフラッシュV 2強崩れる
30日、東京競馬場で「第77回日本ダービー」(GI、芝2400メートル)が行われ、内田博幸騎手騎乗で皐月賞3着のエイシンフラッシュ(牡3歳、栗東・藤原英昭厩舎)が直線で抜け出し2分26秒9(良)で快勝。GI初制覇となった。皐月賞馬で1番人気に支持されたヴィクトワールピサ(牡3歳、栗東・角居勝彦厩舎)は3着、4戦4勝で2番人気のペルーサ(牡3歳、美浦・藤沢和雄厩舎)は馬群に沈んだ。(サンケイスポーツ)
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今年のダービーは、ヴィクトワ-ルピサとペルーサがダントツの人気で、おそらくこの2頭が実力が抜けているという大方の予想でしたが、結果は全く違ったものになりました。ヴィクトワ-ルピサは最後に追い込んで3着。ペルーサは出遅れて良いところが無く6着に敗れました。ステップレースが始まった頃から楽しみにしていた今年のレースですが、レースの予想というのはとても難しい。テレビでは、過去のレース内容やタイム、調教の様子などを基に解説者が予想していましたが、ほとんどの解説者の予想はハズレでした。過去に派手な勝ち方をしたり強いレースをした馬というのは、人の記憶に残りやすいものですから、どうしてもその記憶に影響されてしまうのでしょう。おそらく上位の各馬の実力差は紙一重であって、その日のコンディションやレース展開で結果が変わってくるということを改めて認識させられました。長年競馬を見ていて知識や経験が豊富なベテラン記者でも、簡単に当てられないところが競馬の面白さだと思います。
ちなみに勝ったエイシンフラッシュですが、下馬評も低くて観客も予想外の結果だったのか、ゴール後のスタンド前での凱旋中も静まり返っていて歓声があまり無かったのが残念でした。(そう言えば、ウィリアムズ騎手が勝った今年の天皇賞・春も静かでした)たとえ贔屓の本命馬が来なかったとしても、勝った馬には栄誉を称えて大歓声で応えて欲しいものです。それから、2歳G1を獲ってから評価を下げ続けていたローズキングダムが2着に健闘したこともとても良かったと思います。評価が低くても実力馬であることを、改めて認識させてくれました。
勝った内田騎手は、地方競馬出身でダービー初制覇です。インタビューも真面目で謙虚な人柄らしく、とても好感の持てるコメントでしたが、こちらもインタビュー後の歓声が少なかったのが残念でした。本当に感じの良い騎手なんですけど。
今日のダービーは、オークスのように記録に残るようなレースでは無かったけれど、競馬の面白さが味わえる渋いレースでした。


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