普通のクラスメート以上、友達未満、そんな感じでこー君との交際が始まりました。
それにしても、何時面白い話が聞けるのでしょうか?
思い切ってFさんの言っていた事をこー君に聞いてみます。
Fさんとこー君が話した面白くて楽しい話ってどんな話?
こー君は何だか心当たりがない様子でした、この時は本当に考え込んで居たようでした。
私は何時面白い話をするのかと、2年になってから今まで、こー君の方に注意を向けていたと言うと、
それでよく僕の方を見ていたのかと、こー君は合点したようでした。
そこで、何しろ1年の時は向こうの小学校から来た男子に散々意地悪されたから、
楽しい話をする向こうの小学校の男子ってどんな人なんだろうと思っていたと打ち明けます。
こー君は同じ小学校の男子のした事という事で、責任というか
、連帯感というか
、
私に文句を言われたと感じたのかどうか、私には分かりませんが、
1、2日して、Hさん、Iさんの方から1人のクラスメートの男子を紹介されました。
私達の学校で1番、2番の面白い話をする人を紹介するね。
との事でした。
その名も、しー君です。順番だから仕方ないのですが、嫌だと思います。
この前クラス会で話したし、如何しましょう。
加工してしゅー君、シュークリームのしゅー君です。おまけ
しゅー君はとても面白い話をする人で、
自分で作った小話をしてくれました。
それが本当に面白い話なんです。皆大笑いでした。
「将来は漫才師になるの?」
と、思ったままにうっかり言葉に出してしまい、Iさんの顰蹙を買ってしまいました。
しゅー君は頭もいいんだよ、と、HさんIさん。失礼だよとその場で言われて、
ああ、こんな風に考え無しで話すから、向こうの小学校の男子に嫌われるんだなと反省します。
また、同級の男の子に対して、口のきき方に気を配るのが向こうの小学校の女の子達なのだと気付きます。
そうか、気を付けていたつもりだけど、まだまだ配慮が足りないし、
人との付き合いも経験不足なんだなと感じました。
こう思って来ると、こー君にもどんな事で機嫌を損ねるようなことを言ってしまうかもしれないと、
実際、1年時の嫌がらせの話をしたこと自体よくなかったかなと思い至るのでした。