Lさんは一人っ子、近所にお友達もいないので宜しくねと、彼女のお母さんに頼まれていました。
それで、暫くしてから彼女が私の家にも遊びに来るようになると、
私は早速自分の友達を紹介しました。うーちゃん、えーちゃん、おーちゃん、
女の子もBさん、家が遠いのですが、Cさんも紹介したかもしれません。
なんだか自分が友達の輪の中心にいるような気がしたものです。
その後それぞれに小さな輪同士で遊んでいたかどうかは私には把握できませんでしたが、
私自信はよくLさんの家に1人で遊びに行きました。
遊んでみると、外より家の中で共に本を読んだりする事が多く、
話し合いなどもよくしていたので、当時のお喋り仲間でしたね。
当時の私は男の子はえーちゃん、おーちゃんと話が合い、女の子はLさんというような
やはり女の子の友達の中では特別なお友達という感じでした。
Lちゃんに馬鹿だと思われたくないからと、変な行動は慎んだり、言葉や文字など、
負けているなと思うとせっせと練習して習得したりというように、同年代のライバルでもありました。
男の子はおーちゃん、女の子はLちゃん、特にLちゃんには普段の行動にも品行方正で臨まなければいけないと、
心にきりりとした信念のような物を持たねばなりませんでした。
それは私に対してのLさんも同じだったようです。
私に馬鹿だと思われたくない、変な子だと思われたくない。
共に同じ事を言って身を正しくし、学習にも励んだものでした。
こんな点、今から思いだしても良いお友達、文字通りの良友関係というものを互いに築いて行きました。