眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

夕日泥棒

2020-11-30 11:03:00 | 忘れものがかり
寂しいメインストリート
土産物屋は定休日でもないのに
シャッターを下ろしている

降りるものは1人、2人
終電の終わる
23時にシャッターを下ろす

20時は闇に包まれた街
川の流れる音だけがする

街に1つのコンビニ
夜とともに明かりを消す

世代が変わる毎に
街から人がいなくなった
にぎわう声は
田圃の蛙と野鳥たち

会話の消えた18時
鴉がかすれた声で鳴く
四方を囲う山々が
あっさり夕日を持って行く

何もないだけ空気がきれい

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