眠れない夜の言葉遊び

折句、短歌、言葉遊び、アクロスティック、夢小説

これも夢かもしれない

2020-03-06 03:19:00 | 夢追い
リアルな夢をみたことはない?


 目覚めてからしばらくして、あっと思う。昨日の出来事のように鮮明な風景は、明け方にみた夢なのだ。あのリアルな体験がみんな夢だったというのなら(もやもやした感情や、温もりだって覚えている)、いまこの瞬間だってどうだかわからない。
 あれは「夢」だったと思う。その理由の一つはこれを「現実」だと認めること。(ああ、なんて薄っぺらい)
 これも長い夢かもしれない。「長い」と錯覚しているだけかもしれない。夢の中に眠りと覚醒が含まれているのかもしれない。年月や季節が流れる夢なのかもしれない。登場人物や場面が多いのかもしれない。家族があり、友人がいて、仕事があり、趣味があって……。出会いと別れ。リフレイン。ちょっと手の込んだ複雑な夢。
 振り返ってみるとどうしても思い出せない部分があるし、歴史は都合よく伏せられているようにみえる。
 「現実」と認めるにはまだ何かが欠けている。
(例えば、きみの同意が必要だ)


夢の中で僕はテキスト入力に夢中だった


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