揚げ豆腐(折句)

憧れは
ゲゲゲ連なる
ドラマ見て
家を離れる
普通の暮らし

(折句)

エオマイア(折句)

絵に描いた
お餅に縄が
巻かれても
生き生きと黒
あんは吐き出る

(折句)

エゴマ豚(折句)

縁日に
焦がれるように
迷い込む
二人は明日も
他人だろうか

(折句)

フットメザ(折句)

歩はすすむ
月夜に光る
との裏で
めんをすすって
さして勝つまで

(折句)

おもてなし(折句)

恩知らず
モードになって
手放せば
なにはなくとも
しあわせはある

(折句)

どうぞお構いなく

今ならばわかるよなんて今になりお願いだからわからないでよ

限界クローゼット

大勢で背中をかきむしるようにシャツの在庫を知らせるアプリ

そこかしこ(折句)

それぞれが
公理を胸に
飼いながら
しのごの続く
コメントロード

(折句)

ユキヒョウ(折句)

夢沿いの
君から届く
一言の
陽気な声が
宇宙を開ける

(折句)

アタッカー

身振り手振りとほうれん草を交えながら、こんにちは担当大臣は無気力試合の充実を訴えていた、それはガンマントークの間だった。
「くわえて申し上げることは」
そう言うとめぐみの時間が湧いてきてように猫が下りてきて、表の方へかけていった。ロイドはサイド・アタッカーだ。

争いの種にしては最低だ

ゴミ箱戦争からは手を引いた
誰かの嫌いは、誰かの好き
少し離れてみればみえること

道程

どこかしら思わしくない身の上をおいて見つめる遥か道程

江戸仕草(折句)

永遠を
説き伏せたなら
娑婆に出て
グリルでしばし
酒をもらおう

(折句)

ハナミズキ

箱ほどに
ないヨーグルト
見慣れない
数字と謎の
記号をつけて

きっとどこまでも行くつもりだった

父が置いていったのは靴下に筆記用具の山