120手近く指していて駒の損得も互角で、良い将棋なのか矢倉特有の捩じり合いだったが、5五に桂馬を置かれてからは、後手哀しき形勢になってしまった。
ここは、桂馬を成って逃げ道封鎖をし、飛車は失うが空いた5五の桝目に銀を置いとけば、比較的易しい寄せだったのかもしれない。
実戦は、3三から綺麗に攻めて、取られそうな飛車を成って一間龍の手筋になったが、逆に逃げるスペースも増えてしまい、良い将棋だっただけに少し残念だった。
ここら辺を超えると、もうひとつ上の段位が見えて来るのだろうか、どうなのだろうか。