最近は、将棋ソフトの影響か雁木が流行している。
矢倉の名手で、永世名人資格保有者の森内九段の矢倉に藤井四段が挑んだ将棋は、生放送され記憶に新しいですよね。
矢倉の出だしで、▲3三銀なら本局の様な戦形で、▲4四歩なら居角左美濃が優秀で陣形が低く大砲が打てる感じだそうです。
そこで、矢倉城構築から雁木の駒組みに変化しているのが最近の傾向だろうか、子ども達に藤井聡太四段の棋譜を勉強しなさいと言うと、上の図の様な戦形を観る事になる。
強くなるには矢倉を指しなさい=大山名人を筆頭に多くのプロの先生から言われ続けて来た言葉ですが、仮に教室の子ども達が、私と矢倉戦を多く指して棋力がアップしても、大会等では殆ど指して来ないところか、狙い打ちされる可能性が大きくなってしまうかもしれない。
うちの教室でも、お家で勉強しているGunji君は居角左美濃で、Yukinari君は左美濃⇒銀冠アナグマと最新形嗜好で組んで来る。
時代は変わったので、教え方も変えなければですね。
師匠も勉強している秋の夕暮れでした。