5月11日(金)
今日はマップ片手に横浜山手の洋館巡りに出かけました。
JR京浜東北線 石川町駅の元町口を出て直ぐを右折し坂を(大丸谷坂)登りきった右側のイタリア山庭園内にある
ブラフ18番館 (横浜市認定歴史的建造物) です。
大正末期(1922年頃)関東大震災で被災し残った資材で再建され、平成3年までカトリック山手教会の司祭館として使われていたのを移築復元した、色も形も可愛い洋館です。
同じ園内にある
外交官の家 (国指定重要文化財) です。
明治43(1910)年東京渋谷に建てられた日本の外交官邸宅を平成9(1997)年に移築した19世紀のイギリス様式が基のアメリカン・ビクトリアン様式の建物です。
1階のホール 外観も室内も木と漆喰で重厚な感じの洋館です。
イタリア山公園を出て左、港の見える丘公園方向に少し歩いた元町公園内にある
ベーリック・ホール (横浜市認定歴史的建造物) です。
イギリス人貿易商の邸宅で昭和5(1930)年に建てられたスパニッシュスタイルを基調とし、戦前の山手の外国人住宅としては最大規模の建物で、設計はアメリカ人のJ.H.モーガン で彼は山手周辺で多くの設計を残し外人墓地の正門、山手111番館等が現存しています。
同じ園内にある
エリスマン邸 (横浜市認定歴史的建造物)です。
東京帝国ホテルの設計で有名なH.L.ライトの助手として来日、その後独立し「現代建築の父」と呼ばれたA.レーモンドの設計で大正15(1926)年にイギリス人貿易商の邸宅として山手町に建築され同地のマンション建築に伴いここに移築復元されました。
外観も室内もこれぞ昔の洋館と言う感じでした。
公園内の建物は無料で見学出来るし、公園は綺麗に整備されて絵になる風景だから、大勢の人々が絵筆を振るっていました。
この辺り(山手本通り)の歩道は、むかし市電の線路内にあった敷石を小割りにした御影石が敷かれ雰囲気も良く、車の往来も少なく以外に静かです。
まだまだ見る所が沢山ありますが今日はここまで、また来ることにします。
お腹が空いたので中華街で肉まんをテイク・アウトし食べながら帰りました。
持参した案内書は (財)横浜市緑の協会の山手西洋館のご紹介とマップと
http://www.hama-midorinokyokai.or.jp/park/youkan.html
http://www.city.yokohama.jp/me/kankyou/kisha/h17/map1.pdf#search='
明治・大正・昭和戦前の約70年間につくられた日本の「近代遺産(ヘリテージ)」を紹介しているヘリテージング.comです。http://www.heritaging.com/1000/area.html