9月11日(金)
今日は好古会の9月例会、会場は文化会館の会議室です。
好古会は横須賀市自然・人文博物館で催された考古学・歴史講座の受講者が中心のサークルで、 活動内容は専門家の話を聞く・史跡見学・会員間の情報交換や博物館の行事に協力し、 会員相互の知識を深めながら親睦を図り、 月一回、博物館・史跡等の見学会や博物館か隣接する文化会館で学習会を行っています。
講師はNPO法人鎌倉考古学研究所・鎌倉遺跡調査会代表 齋木秀雄氏、
資料をもらい着席参加者は19名、内容は最近の鎌倉市内の調査についてで、
今年の1月~2月に発掘調査された'長谷小路周辺遺跡の調査と砂丘の古代遺跡'
の報告です。
掘削部分の断層では古代の河川が確認されたそうで、
出土遺物には墨書土器(17点)・線刻土器(10点)・
田の字焼印と思われる鉄製品(1点)や
占骨・漆塗り製品などが出土したそうです。
以前も話されていましたが、鎌倉時代の都であったにも関わらず、当時の残されている
文献・絵画が零に等しいので、この様な点の発掘が面鎌倉時代の全容が判明するのは
前途多難らしいです。
11月の例会は齋木秀雄氏による鎌倉の史跡探訪ですから、
この辺りも案内してもらえそうで楽しみです。
この後は3階のホールでスケッチ展が開催中なので覗いていきます。