稲村ヶ崎へ。徒歩だ。
鎌倉市って路地にコンクリート・ブロックを置くのが好きだね。
稲村ヶ崎近くの谷戸は、やたら高いところに家がある。
あ、ここもコンクリート・ブロックだ。
またあとでも出て来るよ。
電車
江ノ電稲村ヶ崎駅から鎌倉駅方面へ行く電車に乗りましょう。
鎌倉駅に到着。
若宮大路を横切ろう。
鎌倉の中心。
おんめさまへ。
本覚寺さんを通らせてもらう。
ただ通り抜けるだけ。
妙本寺を見ながら、右へ(南へ)曲がる。
それじゃしばらく前の投稿と同じで、大町から名越の切通しへ行くのか?
さあ、どうなんでしょ。
コンクリート・ブロックを敷いた路地を次から次へと抜ける。
ぼたもち寺前を通過。
八雲神社前を通過。
そこから左へ折れて、県道を西へ。
逗子方面だ。
こちらも古いお稲荷様。
その言われはこちらをどうぞ。
疫病がはやり、夢で言われたとおり菜種を撒いてそれが成長したら服用して疫病が鎮まるというお話。
お狐様。
このお稲荷様は、別願寺境内の道路沿いにあるよ。
安養院脇を通る。
犬の飼い主のふん放置は鎌倉市でも大問題。さすがに放し飼いはまずないけど。
でもどうしてここで横浜市なんだ?
有名な安国論寺。
日蓮上人にまつわることは鎌倉では多い。
あちこちにあるんだよね。
さらに奥へ進む。大町はけっこう東西に長い。
細い道。
じゃーーん!
現れました。邦栄堂製麺さん。
ここで平太麺を買う。
つけ麺用の平らで太い麺だ。
右に行っても左に行っても名越の切通。
それは昔の道。
現代の名越坂はなだらかに上がり、下の画像正面の小坪のトンネルを抜けるか、もっとなだらかに横須賀線ですばやく通り抜けるかだ。
しかし昔はこの山を上り、名越の切通を抜けた。
JR横須賀線はご覧のとおり、ほぼ水平に逗子へと通り抜ける。
ここは名越坂踏切。
しかしこの土地はヘンだ。
JR横須賀線の上りと下りの線の間に妙に広いスペースがあり、そこが畑になっている。
どう見てもそれはJRが管理してるのではなく、どなたか個人が管理しておられるようだ。手寧にビニールが被せられた畑、あるいは草花。
カラス除けもあるからねえ。
畑なんだろうね。
大昔からの個人の土地の所有権なんだろうか。
先日もやって来たが、再び名越の坂に入る。
ストーリーにご関心がある方はどうぞ、お読みください(↓)。
この下の画像を見ると、傾斜の具合がわかる。
「なんだ緩い傾斜じゃないか」と思う人もいるかも。
そうでもないんだな。
だってアッと言う間にJR横須賀線から遥か上の方に上がってしまうよ。
そこで道は分かれる。
左は私有地らしい。右は名越の切通への道だ。
左の道を上がるとごらんのような状況(↓)で、コンクリート・ブロックの擁壁の状態があり、以前はその左側に住宅があったと思う。
名越の切通を鎌倉市大町側へ抜けた人が最初に出会うのがその住宅だったはずだ。
その住宅に住んだ人は、毎日この景色を見下ろしていた。
その住宅の下が私が歩く名越の切通へと続く道だ。
私が歩く道とコンクリート・ブロックを積んだ擁壁との関係はこのとおり(↓)。
現在では絶対許されない擁壁だねえ。
コンクリート・ブロックの向こうは高く堆積した土で圧力がかかり、長い間にはこの擁壁は外側に向かって倒れる。
早めに通り抜けましょう。
そして大昔からの道を通る。
これ、前から気になっているんだけれど、何でしょう?
庚申塔と首の落ちたお地蔵さんがある。
右端のこちらは新しそう。
どなたかこの由来をご存じですか?
さて古道を行くぞ。
いつ来てもいい道だ。
まったく人とすれ違わないなあ。
だれも来ないのか。
なぜ来ない。
小町通りや八幡宮より面白いよ。
巨大なケヤキの老大木の根。すごいな。
よくまあ伸びた根だ。
人が通るので、左側は土が落ちてる。気の毒に。
左から来た私は右へ行く。
ここまでのところ、前回の名越の切通への旅と同じ。
まあいいじゃないですか。
名越って訪れる価値があるところ。
はいはい、きつい上りはこのあたりで終了だ。
いつ見てもいいねえ。
これまでにここを通った人の数を推計できないかね。
名越の第三の切通を抜ける。
鎌倉に入って来る順番だから、逗子市側から鎌倉市へ向かって第一、第二、第三の切通となる。今私は、鎌倉市側からそれを逆に通り抜けているところだ。
穏やかな道が続く。
もう逗子市に入っている。
逗子市の解説があるよ。
これが昔の名越坂だったわけよ。
次に第二の切通を抜けることになる。
いいねえ、この画像(↓)。
「私は旅してるぞ」ってイメージに浸れる。
そしてやがて第一の切通へ。
この狭さが美しいよ。
大事にしましょうね。
ここを通り抜ける。
すると広いところに出る。
ここを抜けて行けば、かつて私が住んでいた逗子市小坪1丁目だ。
しかし今回はそうはしない。
やっとここからが新しい展開だ。
私は切通を逆走する。
この細くて美しい名越の第三の切通しから、コースを元に戻る。
何回見ても惚れ惚れする切通だ。
名越切通の第一。
逆走して来たよ。
最近高速道路を逆走する高齢者が話題だ。
私もそのうちするのかも。
本日は大切岸方向に行きたいと思う。
【つづく】