「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

八ヶ岳西麓8月の滞在(2) 原村で最も高い所にある交差点

2009-08-15 14:49:40 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし
長野県諏訪郡の小さな村、原村にもたくさん交差点はある。靄に覆われた暗い別荘地内で、今回は交差点と標識の勉強をする。



クルマも通ることが出来る立派な交差点のうち、信号や横断歩道こそないものの、村内で最も標高の高いところにあるのがこれである。この交差点は我が山荘が建つ別荘地内に存在している。「それがどうした?」と言われそうだ。しかし例えば、原村の隣の茅野市役所は「日本で一番高い場所にある市役所!」ということが自慢らしい。「原村で一番高い交差点」というのも、まあ、それと同じようなものなのだ。

因みに茅野市役所は標高801mの場所に立っているが、市街地の中心部にあるため夏に訪れるとかなり暑苦しい。原村役場に至っては、高さを誇る茅野市役所を軽く超えて標高1,012mの場所に建っているが、夏に訪れるとこれも意外なほど暑い。やはり土や木が少ないと地球は暑くなるのだなあぁ。

さて、画像左上(A)から右下(C)にかけて2車線の道路が緩やかに弧を描く。そこに左下から細い道路(B)、と言ってもこれもアスファルト舗装で幅は5mあるが、とにかくその(B)が、(A)に対して直角に突き刺さる。変形T字路だ。Y字路と呼ぶべきか。(B)には停止線も見える。山の中だと言うのに、幅広の側溝もそれぞれに完備されている。(C)の側溝は1km近く水を流した後、下で巨大な人造調整池に接続し、急で大量な雨水が出た場合にそれをコントロールする。



交差点の中心から(A)方向を見る。この(A)は交差点を最高地点とし、そこからほぼ真西に下る道である。八ヶ岳西麓というくらいだから、自分が下っていればだいたい西を向いていると思ってよろしい。



次が交差点の中心から(B)方向を見たもの。別荘地見学で侵入して来るクルマが「もっと上へ、もっと上へ」と最終的にココに入り込む。残念ながらこの先には両側に家がわずか何軒か建っているだけで行きどまりである。幅5mの道路なのでクルマの折り返しは難しい。侵入車は、誰かの敷地に車体の一部を突っ込んでUターンする刃目になる。そこで三井の森八ヶ岳管理センターがこの看板を何年か前に建てたが、それでも入って行くクルマがいる。ドライバーの皆さん!この看板が見えたら原村は終わりです。ここから上に車道はありません。あきらめて帰りましょう。



最後が交差点の中心から(C)方向を見たものだ。北東方向に伸び、緩やかにカーブしながら、三井の森八ヶ岳管理センターの管理下にある別荘地から、アルピコグループの管理下にある四季の森別荘地「こけもも平」へ下って行く。そこまでは順調だが・・・調子が狂ってしまうのがこの先に小さく見える標識だ。近づいてみよう。



これだ。緩やかにカーブを描く1本道である(C)の脇にこの標識を置かれても、これを見たドライバーはこの標識の意味が理解出来ないだろう。私も理解出来ない。交差点からも遠く離れているので、この標識に描かれてあるT字路は、この投稿で私がさっきから解説している交差点を意味しているのではなさそうだ。

しかしとにかくこの標識の意味するところは、「ここから先はこけもも平だもんね。無関係な人は入っちゃだめだからね」ということらしい。



ヘンテコリンで排他的な標識を通り過ぎてどんどん下って行くと、このあたりではちょっと有名な(いやそれほどでもないが・・・)標高1592mであることを示す看板が立っている。「原村で一番高いの交差点」からどんどん離れてしまうが、こけもも平の幹線道路をまっすぐ降りて行ってみる。

開発から10年以上経っているというのに、販売区画が売れ残りまくりのアルピコのこけもも平を見学しながら下がる。どうしてなかなか売れないのか?同じく1990年代に売り始めた隣のしゃくなげの丘(三井の森)は、とっくに完売である。こけもも平はとてもキレイだし区画も広い。最低開発面積は1区画1200平米規制があるので、1区画の面積は最低でも1200平米はあるし、中には巨大なものまでイロイロ用意されているのになぁ。原因は、ディベロッパーの集客力の差か、親会社の経営状態から来る将来の管理体制についての不安か、妙に細長い区画が多いところか(道路に対し敷地の間口が20m程度の区画が多く、そのため奥行きが間口の3~4倍もあったりする)。

しかしですねぇ。私はここを良い別荘地だと思う。なんとも清潔感のある別荘地だ。しかも区画が十分に広い。パトロールも頻繁に行われていることを、私はいつも見ている。道路も立派な舗装で幹線は全部2車線。側溝も整備されている。除雪サービスも万全で通年利用も問題なし。ゴミステーションも完備。別荘地を買いたいというお気持ちのある方は、是非ご見学を。皆で楽しく八ヶ岳西麓高地民族の暮らしを楽しみませんか? 私はアルピコさんの回し者ではないが。



なぁ~んて別荘地ウォッチャーをやりながらこけもも平をどんどん下って来ると、「原村で一番高い交差点」のちょっと下で見たのとまったく同じ標識を発見。でもこれなら意味がわかる。



ちょっと引いて撮影するとこんな感じだ。文字通りT字路で、直進するともうそこはこけもも平の別荘しかないから、「行っちゃダメよ。行くなら左よ」という標識だから。



でも面白いのは、あたりをしばらくトコトコ歩いているとこんな標識もあるのだ。「ここから先は三井の森だもんね。無関係なクルマは入っちゃだめだもんね」というこれまた排他的な標識だ。しかしこの標識付近のこけもも平の別荘オーナーは、ここを通り抜けない限りは下界に降りにくいはずで、「三井の森の人以外は通ってはダメ」と言われても、それを文字通りとると少々困ることになるのではないか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 八ヶ岳西麓8月の滞在(1) ... | トップ | 八ヶ岳西麓8月の滞在(3) ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

八ヶ岳西麓の楽しい暮らし」カテゴリの最新記事