飾らない中華料理店の雰囲気。木のテーブルそのまま。竹の箸。金団雲の箸置き。
私はかつて神戸に住んでいた。神戸南京町(中華街)には益生號がある! 肉専門店だ。これは益生號特製の腸詰である。腸詰って店によってかなり製法や材料が違うらしく、当然ながらニオイや味が全く違う。そんな場合人は、その人が昔から食べているものに、より親近感を覚えることだろう。私の場合、横浜中華街よりもこの神戸南京町にある益生號の腸詰や叉焼に愛着を感じるのだ。しかも益生號の製品は、横浜中華街の同様なものより少し安い。
香菜。これがなくても腸詰は食べられるが、これと腸詰を一緒に食べれば尚のこと美味しい。しかし、わずかな量で高い野菜だなあ。
もうひとつのおかず。中華風青菜炒めをつくる。本日は小松菜。ザクザクと切って使う。炒めると小さくなるので、1人1束は軽く食べられる。
腸詰を切る。切っただけで物凄い香りだ。まるで南京町にいるみたいで、堪らない。少年時代の私はこれが大好きだった。当時の私は今より量を食べたので、いつも「もっと食べたいなぁ」と思ったものだが、あまりたくさんは食べさせてもらえなかった。
現在の我が家では、この香りがすると必ずキッチンに入って来るヤツがいる。
こいつだ。キッチンでこいつを撮影すると、我がデジカメが反応して画面が妙に黄色っぽくなることが多い。赤毛の犬は撮りにくいのか?
とーちゃん、それちょうだい。
あげまへん。
ザクザク切った小松菜を水で洗う。すごい量だな。
青菜炒めに使う調味料。ごま油、ショウガとニンニク(左皿)、塩とコショウと鶏ガラスープ顆粒(右皿)、唐辛子(中央下皿)。
左のT-fal(テフロン加工のフライパン)で腸詰を焼き、右の中華鍋で青菜を炒める。腸詰めは油不要。放っておいてもものすごい量の脂がにじみ出て来る。
さて準備完了。ファイヤーー!!! 七里ガ浜自宅厨房は神戸南京町の中華料理店と化した。超強火で瞬間の勝負だ。またもや私は忙し過ぎて、幼少時上海で覚えた中国語しかしゃべれなくなるのだった。ダイニング・テーブルで雑誌を読みふける妻に向かって叫ぶ。
神戸南京町益生號腸詰美味
西友七里ガ浜店小松菜美味
我調理天才焼腸詰1分終了
我調理天才炒青菜1分終了
合計2分全部終了我調理成功!!!
美味美味貴女是料理感想如何?
調理はあっと言う間に終了だ。辛苦了!
腸詰めはたくさんの香菜とともに。
最近私が得意になった青菜炒め。ウマウマ。
神戸南京町スタイル庶民派中華定食No.11の出来上がり。頂きます!
腸詰の濃くて複雑な味やきつい香り。それに対して青菜炒めはあっさり塩味でピリ辛。ゴハンが進むぞ。
中華料理レストランのメニューって、世界中どこに行っても料理ごとに番号がふってあるが、それはなぜなのだろうか。大変合理的である。味気ないと言えば味気ない。しかし例えば「No.34, please」と言えば注文出来るのは、観光客にとって有難い。
注: 今回これをNo.11と呼んだことに特に意味はありません
私はかつて神戸に住んでいた。神戸南京町(中華街)には益生號がある! 肉専門店だ。これは益生號特製の腸詰である。腸詰って店によってかなり製法や材料が違うらしく、当然ながらニオイや味が全く違う。そんな場合人は、その人が昔から食べているものに、より親近感を覚えることだろう。私の場合、横浜中華街よりもこの神戸南京町にある益生號の腸詰や叉焼に愛着を感じるのだ。しかも益生號の製品は、横浜中華街の同様なものより少し安い。
香菜。これがなくても腸詰は食べられるが、これと腸詰を一緒に食べれば尚のこと美味しい。しかし、わずかな量で高い野菜だなあ。
もうひとつのおかず。中華風青菜炒めをつくる。本日は小松菜。ザクザクと切って使う。炒めると小さくなるので、1人1束は軽く食べられる。
腸詰を切る。切っただけで物凄い香りだ。まるで南京町にいるみたいで、堪らない。少年時代の私はこれが大好きだった。当時の私は今より量を食べたので、いつも「もっと食べたいなぁ」と思ったものだが、あまりたくさんは食べさせてもらえなかった。
現在の我が家では、この香りがすると必ずキッチンに入って来るヤツがいる。
こいつだ。キッチンでこいつを撮影すると、我がデジカメが反応して画面が妙に黄色っぽくなることが多い。赤毛の犬は撮りにくいのか?
とーちゃん、それちょうだい。
あげまへん。
ザクザク切った小松菜を水で洗う。すごい量だな。
青菜炒めに使う調味料。ごま油、ショウガとニンニク(左皿)、塩とコショウと鶏ガラスープ顆粒(右皿)、唐辛子(中央下皿)。
左のT-fal(テフロン加工のフライパン)で腸詰を焼き、右の中華鍋で青菜を炒める。腸詰めは油不要。放っておいてもものすごい量の脂がにじみ出て来る。
さて準備完了。ファイヤーー!!! 七里ガ浜自宅厨房は神戸南京町の中華料理店と化した。超強火で瞬間の勝負だ。またもや私は忙し過ぎて、幼少時上海で覚えた中国語しかしゃべれなくなるのだった。ダイニング・テーブルで雑誌を読みふける妻に向かって叫ぶ。
神戸南京町益生號腸詰美味
西友七里ガ浜店小松菜美味
我調理天才焼腸詰1分終了
我調理天才炒青菜1分終了
合計2分全部終了我調理成功!!!
美味美味貴女是料理感想如何?
調理はあっと言う間に終了だ。辛苦了!
腸詰めはたくさんの香菜とともに。
最近私が得意になった青菜炒め。ウマウマ。
神戸南京町スタイル庶民派中華定食No.11の出来上がり。頂きます!
腸詰の濃くて複雑な味やきつい香り。それに対して青菜炒めはあっさり塩味でピリ辛。ゴハンが進むぞ。
中華料理レストランのメニューって、世界中どこに行っても料理ごとに番号がふってあるが、それはなぜなのだろうか。大変合理的である。味気ないと言えば味気ない。しかし例えば「No.34, please」と言えば注文出来るのは、観光客にとって有難い。
注: 今回これをNo.11と呼んだことに特に意味はありません
住宅設計のための下絵を書く作業は、豪邸を設計するようなケースを除き、多くの場合90cm(厳密に言えば91cm近くはあるだろうが)を一つの単位と見なしたマス目の紙の上で長年行われてきたらしい。マス目を2つ並べれば、畳1枚と同じである。マス目4つで1坪だ。それらは日本の土地建物の基本的モジュールであるからして、誰にもわかりやすく設計もやりやすい。
しかし今や畳の部屋は、どこの家でも激減している。我が家も畳の部屋がない。必ずしも伝統のマス目に固執する必要がないのである。
このマス目を使って設計すると、十分な総面積のある一戸建てにおいてすら、階段や廊下の幅が狭くなってしまうことが多い。
普通の住宅の階段あるいは廊下の幅としては、2マス使って180cmでは広すぎる。1マス半なんてやり方もあるが、それをすると、それ以外の部分でいろいろと調整が必要となるので、一般的には行われない。階段や廊下の幅としてあてがわれるのは、たいてい1マス(90cm)なのである。
さらに、マス目に書かれた家の平面図は壁の厚みを考慮していない。廊下の幅に1マス充てて90cmにしたとしても、それは壁の芯から芯への幅なので、実際の廊下の有効幅はそれより15cmほど縮まり、75cmほどとなってしまうのだ。
これは例えば押し入れ内収納の大型プラスチック・ケースを、そのまま横にして持っては歩けない水準である。だから引っ越し等の際に壁が傷ついたりする。クロスなら破れる。塗り壁ならこすり傷がつく。一般に押し入れは廊下幅と同じ発想で半間(90cm)の奥行きを基本設計として作られることが多い。そんな押し入れの中にギリギリに収納することを想定して、プラスチック・ケースが製造されているのだから、それが同じ発想で作られた廊下を通れないのは当り前だが。
このマス目で設計の下絵を書く習慣は、すでにかなり崩れている。インチ単位で設計する米国型ツーバイフォーの輸入住宅屋さんは、昔から90cmなどという単位を設計時に意識して来なかった。ログハウスのビルダー達もそうだ。RC造の人達もそうかもしれない。和風建築でも豪邸の場合は昔からそんな単位に固執しなかっただろう。
大抵のものを楽々運ぶためには、階段や廊下の有効幅としては100cm程度は必要である。すると我々素人施主が鉛筆で下絵を書いて工務店にそれを渡して工事を依頼する場合、幅としては、壁の「芯・芯」で少なくとも120cm近くを表現しておいた方が良いことになる。我が家の総面積は小さいが、私もそれくらいの階段や廊下の幅を確保した下絵を、工事を請け負ってくれたブレイス代表の丸山さんに手渡した。
一方で幅が狭い階段や廊下もなかなか味のあるものだ。しかしもしあなた自身が広めの幅を希望するのに、あなたの工務店や設計者が伝統のマス目の便利さにいまだに固執し、「芯・芯」で90cm(有効幅75cm程度)を主張するなら、あなたははっきりと自分の希望を通すべきだ。マス目に従わないといけないわけはでないのだ。
しかし今や畳の部屋は、どこの家でも激減している。我が家も畳の部屋がない。必ずしも伝統のマス目に固執する必要がないのである。
このマス目を使って設計すると、十分な総面積のある一戸建てにおいてすら、階段や廊下の幅が狭くなってしまうことが多い。
普通の住宅の階段あるいは廊下の幅としては、2マス使って180cmでは広すぎる。1マス半なんてやり方もあるが、それをすると、それ以外の部分でいろいろと調整が必要となるので、一般的には行われない。階段や廊下の幅としてあてがわれるのは、たいてい1マス(90cm)なのである。
さらに、マス目に書かれた家の平面図は壁の厚みを考慮していない。廊下の幅に1マス充てて90cmにしたとしても、それは壁の芯から芯への幅なので、実際の廊下の有効幅はそれより15cmほど縮まり、75cmほどとなってしまうのだ。
これは例えば押し入れ内収納の大型プラスチック・ケースを、そのまま横にして持っては歩けない水準である。だから引っ越し等の際に壁が傷ついたりする。クロスなら破れる。塗り壁ならこすり傷がつく。一般に押し入れは廊下幅と同じ発想で半間(90cm)の奥行きを基本設計として作られることが多い。そんな押し入れの中にギリギリに収納することを想定して、プラスチック・ケースが製造されているのだから、それが同じ発想で作られた廊下を通れないのは当り前だが。
このマス目で設計の下絵を書く習慣は、すでにかなり崩れている。インチ単位で設計する米国型ツーバイフォーの輸入住宅屋さんは、昔から90cmなどという単位を設計時に意識して来なかった。ログハウスのビルダー達もそうだ。RC造の人達もそうかもしれない。和風建築でも豪邸の場合は昔からそんな単位に固執しなかっただろう。
大抵のものを楽々運ぶためには、階段や廊下の有効幅としては100cm程度は必要である。すると我々素人施主が鉛筆で下絵を書いて工務店にそれを渡して工事を依頼する場合、幅としては、壁の「芯・芯」で少なくとも120cm近くを表現しておいた方が良いことになる。我が家の総面積は小さいが、私もそれくらいの階段や廊下の幅を確保した下絵を、工事を請け負ってくれたブレイス代表の丸山さんに手渡した。
一方で幅が狭い階段や廊下もなかなか味のあるものだ。しかしもしあなた自身が広めの幅を希望するのに、あなたの工務店や設計者が伝統のマス目の便利さにいまだに固執し、「芯・芯」で90cm(有効幅75cm程度)を主張するなら、あなたははっきりと自分の希望を通すべきだ。マス目に従わないといけないわけはでないのだ。
昨日のこと。我らが鶴岡八幡宮。なんだ、市内観光か・・・違うんだなぁ~、今回は。
これを正面に見ながら右へ。つまり金沢みちを行く。遠浅な海しかない鎌倉から、朝比奈を抜け、天然の良港だった金沢(現横浜市金沢区)へ抜ける古くからの重要な交通路。今ではここの道路はいつも渋滞。
本題とは関係ないが、この鳥居の脇にあるのが鎌倉彫の店「博古堂」だ。私は昔から鎌倉彫に関心がなかった。どう見ても鎌倉彫は、私にはあまり面白いと感じられなかったのだ。でもこの博古堂の作品は全く違う。鎌倉彫などまったく知らない人でも、一目見ただけで、「これだけはちょっと別物」と思うことだろう。是非お立ち寄りを。
スタスタ歩くとやがて岐れ道の交差点に着く。昨日私はカマクラトーシンに行ったのだ。カマクラトーシンって何? 「岐れ道ってことは、きっとカマクラトーシンは鎌倉宮の別名でしょう」と思う人もいるかもしれない。いや違う。漢字で鎌倉投信と書く。投信会社が鎌倉に誕生したのだ。私は同社の鎌田社長を訪ねたのである。
同じ鎌倉市内にあるとは言え、我が七里ガ浜住宅地の妙に明るく軽いムードに比べれば、このあたりは重厚でシックな印象。風格がちゃう。このあたりの住所は雪ノ下、浄明寺、二階堂、西御門等が入り混じる。いい雰囲気だねえ。
大谷石の石積みに生垣や立派な樹木。これには遥か及ばないものの、七里ガ浜住宅街においても、同じようなエクステリア造作が散見される。ところが七里では只今あちこちで破壊が進行中。全部を掘り返して道路からフラットにしてコンクリートで固める工事。緑も石積みなくなり、土地を分割。せめて住民協定くらい守って欲しい・・・あっ、いけない。また愚痴が出た。
で、こういう景観のところを歩いて行くと・・・古い日本家屋が(下の写真)。立派だ。これが鎌倉投信の社屋。「ホントかい?」と目を疑う人もいようが、本当だ。私が到着した時、鎌田社長は屋根に上がり、落ち葉を掃除されていた。
自らが儲けることしか念頭になく、自らのキャパシティーを超えた巨額なカネを集めて運用し、しっかりと高い運用手数料を取り口先であれやこれや言い訳するのは上手だが、絶対的にも相対的にもろくなパフォーマンスを達成出来ない運用会社や、そうした商品を次々と売り込もうとする販売会社。言い過ぎかもしれないが、それが今の資産運用ビジネスの実態である。
鎌倉投信は、そうした業界カルチャーとは無縁の投信会社として誕生した。日本の個人投資家に長期の投資を呼び掛け、日本の将来を背負う立派な企業に投資する。おそらく投資先企業は株式時価総額的にあまり大きくないものが中心になるだろう。当然ポートフォリオはユニークなものになろうが、スタッフはその特性を正しく認識し自らのキャパシティを踏まえた運用を行い、その原則は将来もしっかり守られよう。立派な会社だ。
私は建築が好きなので、同社のオフィスとなっているこの築80年の家屋のあちこちを見せてもらった。立派な庭も見せてもらえた。根太を入れ替え床にチーク材を貼ってリフォームした部屋でお茶を飲みながら、鎌田社長と建築の話をし、さらに運用会社の盛衰や、良い運用会社がダメになるプロセスや、それを避けるための方策等について話をした。私と鎌田社長に共通の知人はいるが、直接お会いしたのは初めてだ。穏やかな方だが、信念に基づき独立系投信会社を興すだけあり「熱い」方だと思う。
一般の投信会社他、あま多の資産運用会社の運用商品の多くは、投資家から高い手数料を巻き上げてはいるが、結果としてそれに見合うだけの、投資家が望むようなパフォーマンスをまったく達成出来ていない。さらに言えば、販売会社や信託銀行の報酬など運用に絡む諸コストが信じられないくらいにかさむ。これを考えると、投資家があれこれファンドをスイッチすることなど馬鹿げている。ところが個人投資家も機関投資家も欲に目がくらみ、こうした商品を売る側の情報に踊らされ、状況はますますひどくなっている。皆、目を覚ました方がいいだろう。
鎌倉投信のように真面目に運用を考える会社はこの世界では稀である。第一号のファンドは来年ローンチされる。鎌倉投信のホームページはこちらだ。http://www.kamakuraim.jp/
これを正面に見ながら右へ。つまり金沢みちを行く。遠浅な海しかない鎌倉から、朝比奈を抜け、天然の良港だった金沢(現横浜市金沢区)へ抜ける古くからの重要な交通路。今ではここの道路はいつも渋滞。
本題とは関係ないが、この鳥居の脇にあるのが鎌倉彫の店「博古堂」だ。私は昔から鎌倉彫に関心がなかった。どう見ても鎌倉彫は、私にはあまり面白いと感じられなかったのだ。でもこの博古堂の作品は全く違う。鎌倉彫などまったく知らない人でも、一目見ただけで、「これだけはちょっと別物」と思うことだろう。是非お立ち寄りを。
スタスタ歩くとやがて岐れ道の交差点に着く。昨日私はカマクラトーシンに行ったのだ。カマクラトーシンって何? 「岐れ道ってことは、きっとカマクラトーシンは鎌倉宮の別名でしょう」と思う人もいるかもしれない。いや違う。漢字で鎌倉投信と書く。投信会社が鎌倉に誕生したのだ。私は同社の鎌田社長を訪ねたのである。
同じ鎌倉市内にあるとは言え、我が七里ガ浜住宅地の妙に明るく軽いムードに比べれば、このあたりは重厚でシックな印象。風格がちゃう。このあたりの住所は雪ノ下、浄明寺、二階堂、西御門等が入り混じる。いい雰囲気だねえ。
大谷石の石積みに生垣や立派な樹木。これには遥か及ばないものの、七里ガ浜住宅街においても、同じようなエクステリア造作が散見される。ところが七里では只今あちこちで破壊が進行中。全部を掘り返して道路からフラットにしてコンクリートで固める工事。緑も石積みなくなり、土地を分割。せめて住民協定くらい守って欲しい・・・あっ、いけない。また愚痴が出た。
で、こういう景観のところを歩いて行くと・・・古い日本家屋が(下の写真)。立派だ。これが鎌倉投信の社屋。「ホントかい?」と目を疑う人もいようが、本当だ。私が到着した時、鎌田社長は屋根に上がり、落ち葉を掃除されていた。
自らが儲けることしか念頭になく、自らのキャパシティーを超えた巨額なカネを集めて運用し、しっかりと高い運用手数料を取り口先であれやこれや言い訳するのは上手だが、絶対的にも相対的にもろくなパフォーマンスを達成出来ない運用会社や、そうした商品を次々と売り込もうとする販売会社。言い過ぎかもしれないが、それが今の資産運用ビジネスの実態である。
鎌倉投信は、そうした業界カルチャーとは無縁の投信会社として誕生した。日本の個人投資家に長期の投資を呼び掛け、日本の将来を背負う立派な企業に投資する。おそらく投資先企業は株式時価総額的にあまり大きくないものが中心になるだろう。当然ポートフォリオはユニークなものになろうが、スタッフはその特性を正しく認識し自らのキャパシティを踏まえた運用を行い、その原則は将来もしっかり守られよう。立派な会社だ。
私は建築が好きなので、同社のオフィスとなっているこの築80年の家屋のあちこちを見せてもらった。立派な庭も見せてもらえた。根太を入れ替え床にチーク材を貼ってリフォームした部屋でお茶を飲みながら、鎌田社長と建築の話をし、さらに運用会社の盛衰や、良い運用会社がダメになるプロセスや、それを避けるための方策等について話をした。私と鎌田社長に共通の知人はいるが、直接お会いしたのは初めてだ。穏やかな方だが、信念に基づき独立系投信会社を興すだけあり「熱い」方だと思う。
一般の投信会社他、あま多の資産運用会社の運用商品の多くは、投資家から高い手数料を巻き上げてはいるが、結果としてそれに見合うだけの、投資家が望むようなパフォーマンスをまったく達成出来ていない。さらに言えば、販売会社や信託銀行の報酬など運用に絡む諸コストが信じられないくらいにかさむ。これを考えると、投資家があれこれファンドをスイッチすることなど馬鹿げている。ところが個人投資家も機関投資家も欲に目がくらみ、こうした商品を売る側の情報に踊らされ、状況はますますひどくなっている。皆、目を覚ました方がいいだろう。
鎌倉投信のように真面目に運用を考える会社はこの世界では稀である。第一号のファンドは来年ローンチされる。鎌倉投信のホームページはこちらだ。http://www.kamakuraim.jp/
●住宅は「可能な限り小さく(かつ低く)すると美しい」と思っている。
●しかし面積を小さくすることで、玄関ドアを開けたら居室やダイニング・ルームが丸見えとなるのは避けたい。
これが私の家に求める条件の一部である。各居室を玄関から遮断するために廊下を確保せねばらないが、一方で、廊下が占める面積を大きくはしたくない。すると自分の家の平面図を考える時に、私の場合、「どうしてもそうなってしまうパターン」というのがある。
(玄関に立ちキャットウォークを見上げる)
玄関を家の真ん中近くに置き、そこから右へ左へと部屋を割り振る。玄関奥にはスグに階段を設け、2階へ上がれるようにする。2階に上がったところからまたスグに右へ左へと部屋を割り振る。これで廊下部分の面積はかなり抑えられる。
これをすると玄関上の2階に上の画像のようなところが出来る。我が家のはケチくさくかなり短いが、これを「キャットウォーク」と言うらしい。中空を泳ぐ手すりだけの廊下が出来るのである。
このパターンは私の前の自宅、私の両親が住んだ家、そして今の自宅へと順番に踏襲されていて、それら全部に訪問して来てくれたあるお客さんは、「おちゃさんの考えた家って全部同じ作りだね」と言って笑った。
(2階でキャットウォークを見る)
小さな家だが、ここだけはかなり解放感がある。単なる玄関の吹き抜けというだけでなく、2階の手すり付き廊下が中空を走る様子が面白い。どうぜこの部分は冬でも暖房などする予定がないので、吹き抜けで寒くても覚悟の上だ。夏は玄関部分がすごく涼しい。
我が家では珍しいダウンライトを使用。
(キャットウォークを真下から見る)
小さくかわいらしい玄関でしょう?
(キャットウォークから手すり越しに玄関を見下ろす)
●しかし面積を小さくすることで、玄関ドアを開けたら居室やダイニング・ルームが丸見えとなるのは避けたい。
これが私の家に求める条件の一部である。各居室を玄関から遮断するために廊下を確保せねばらないが、一方で、廊下が占める面積を大きくはしたくない。すると自分の家の平面図を考える時に、私の場合、「どうしてもそうなってしまうパターン」というのがある。
(玄関に立ちキャットウォークを見上げる)
玄関を家の真ん中近くに置き、そこから右へ左へと部屋を割り振る。玄関奥にはスグに階段を設け、2階へ上がれるようにする。2階に上がったところからまたスグに右へ左へと部屋を割り振る。これで廊下部分の面積はかなり抑えられる。
これをすると玄関上の2階に上の画像のようなところが出来る。我が家のはケチくさくかなり短いが、これを「キャットウォーク」と言うらしい。中空を泳ぐ手すりだけの廊下が出来るのである。
このパターンは私の前の自宅、私の両親が住んだ家、そして今の自宅へと順番に踏襲されていて、それら全部に訪問して来てくれたあるお客さんは、「おちゃさんの考えた家って全部同じ作りだね」と言って笑った。
(2階でキャットウォークを見る)
小さな家だが、ここだけはかなり解放感がある。単なる玄関の吹き抜けというだけでなく、2階の手すり付き廊下が中空を走る様子が面白い。どうぜこの部分は冬でも暖房などする予定がないので、吹き抜けで寒くても覚悟の上だ。夏は玄関部分がすごく涼しい。
我が家では珍しいダウンライトを使用。
(キャットウォークを真下から見る)
小さくかわいらしい玄関でしょう?
(キャットウォークから手すり越しに玄関を見下ろす)
自宅の2階に上がり、網戸のついた窓越しに自宅の庭を見降ろす。これが我ら家族のテリトリーである。なんだか小さい。苦労して独力で稼いだかまたは借り入れた金で、都市近郊に家を購入したことのある人なら、この感覚がわかると思う。一部の大成功者の家を除くと、面積に多少の差はあれ、普通の勤め人が独力で手に入れた家やその敷地はたいてい悲しいくらいに小さいのだ。庭を見下ろせば、「これだけ苦労して、これかい!」と思うことだろう。冬になり、緑の芝生もなんだか黄色っぽくなって来て、ますます悲しい。おーー、私は悲しい。4本木を植えたら終わりかい!
話は変わる。何かを決める時に、所得ばかりに注目するのはなぜか。どうして遺産や親からの援助など、合算して判断しないのか? 今政治の世界でも「こども手当」について所得制限を設けるかどうかが問題になっている。所得は捕捉しやすいからか?
有能で高給なサラリーマンが小さな家の住宅ローンと教育費で四苦八苦してたいした生活をしていないその隣に、有能でなく高給でもない人が親に建ててもらった大きな家に住み、そのうえ子供の教育から高級車、海外旅行まで親に援助してもらって優雅に暮らす。そして前者は自治体から「児童養育の手当て」等のカネをもらえないけれど、後者はろくに税金も支払わず優雅に暮らし「手当」までもらったりする。これもカネの受給資格の判断基準を所得にのみ絞っているからだろう。これって公平なのだろうか?
さらに不思議なのは累進課税というやつだ。所得は、ある人が少なくとも何がしかの労働をし、その対価として得たカネだ。自ら努力したか、より多くのリスクを冒した結果、より多くのカネを儲けた者から、より高い税率で税金を取るシステムが所得の累進課税である。ところが所得税以外の様々な負担では、ほとんど「皆同額」が公平とされる。飲み会の割り勘や自治会費の負担がそれだ。しかしこの「皆同額」でもなく、「皆一定税率(例:消費税)」ですらなく、所得税は累進課税のシステムである。
では累進課税が人々に支持されたとして、話を先に進めよう。多くの人が遺産を受け取る一方、何も受け取るべき遺産を残してもらえないunfortunateな人(例:私だ)がいる。自分の努力で一生懸命稼いだ所得に課税がなされる。しかも累進課税で、という状況があるのに、仮に相続税を払っているとしても棚ぼたともいえる相続の存在がなぜ許されるのか? しかも多くの場合、実体としては無税で相続が行われている。「人は皆平等」と子供の頃教わったが、それは冗談か? もし「平等」なら相続税は常に100%であるべきではないのか?
これが昔から私にはよくわからない。私の頭が悪いのか? これは単なるひがみか? きっとそうなのだろう。いろいろ政治に文句を言う人はいるが、「相続税100%」を唱える人は今のところ僅少だから・・・と、若干「危険な」思想にまで考えが及んでしまう、我が庭の情景。
話は変わる。何かを決める時に、所得ばかりに注目するのはなぜか。どうして遺産や親からの援助など、合算して判断しないのか? 今政治の世界でも「こども手当」について所得制限を設けるかどうかが問題になっている。所得は捕捉しやすいからか?
有能で高給なサラリーマンが小さな家の住宅ローンと教育費で四苦八苦してたいした生活をしていないその隣に、有能でなく高給でもない人が親に建ててもらった大きな家に住み、そのうえ子供の教育から高級車、海外旅行まで親に援助してもらって優雅に暮らす。そして前者は自治体から「児童養育の手当て」等のカネをもらえないけれど、後者はろくに税金も支払わず優雅に暮らし「手当」までもらったりする。これもカネの受給資格の判断基準を所得にのみ絞っているからだろう。これって公平なのだろうか?
さらに不思議なのは累進課税というやつだ。所得は、ある人が少なくとも何がしかの労働をし、その対価として得たカネだ。自ら努力したか、より多くのリスクを冒した結果、より多くのカネを儲けた者から、より高い税率で税金を取るシステムが所得の累進課税である。ところが所得税以外の様々な負担では、ほとんど「皆同額」が公平とされる。飲み会の割り勘や自治会費の負担がそれだ。しかしこの「皆同額」でもなく、「皆一定税率(例:消費税)」ですらなく、所得税は累進課税のシステムである。
では累進課税が人々に支持されたとして、話を先に進めよう。多くの人が遺産を受け取る一方、何も受け取るべき遺産を残してもらえないunfortunateな人(例:私だ)がいる。自分の努力で一生懸命稼いだ所得に課税がなされる。しかも累進課税で、という状況があるのに、仮に相続税を払っているとしても棚ぼたともいえる相続の存在がなぜ許されるのか? しかも多くの場合、実体としては無税で相続が行われている。「人は皆平等」と子供の頃教わったが、それは冗談か? もし「平等」なら相続税は常に100%であるべきではないのか?
これが昔から私にはよくわからない。私の頭が悪いのか? これは単なるひがみか? きっとそうなのだろう。いろいろ政治に文句を言う人はいるが、「相続税100%」を唱える人は今のところ僅少だから・・・と、若干「危険な」思想にまで考えが及んでしまう、我が庭の情景。
何でも長持ちすることを第一に考え、それに当てはまるモノを私は長々と愛用している。冬はセーターが必要だ。すると私のセーターは分厚く重いモノばかりになる。おまけに肘には皮が貼られている。机に肘をついても平気。
国内通販でもこの種のセーターはよく売られている。その中でも、最もよく目にするのがこの「パーク・レインジャー」とか「パーク・レンジャー」とかいうセーターであり、これらはほとんど英国製だ。「パーク・レインジャー(レンジャー)・セーター」なる呼称が本国でも使われているかどうかは、甚だ疑わしいが。
そしてそのパークなんとかの価格は、国内の通販サイトを調べてみると・・・
例外もあるが、ほとんど判で押したようにどこも19,800円なのである。それって適性な価格なのか? デフレ時代の今や、もちろん最高品質なものでないにしても、コナカとか青山なんていう量販スーツ店のスーツの方が安いかもしれない。
因みに、そのパークなんとかと言うセーターのブランドを調べると、代表的なもののひとつとしてこの「Niffi」が現れる。因みに下の画像のセーターは私のものである。
肘だけでなく、肩にも皮が。ガンを背負うからだ。このセーターを着る日本人のうち、ここにガンを置く人は何人いるだろうか。私もガンとは無縁であるが。
これも私の。これが古い。20年近く前のものだ。
とにかくシッカリしている。当然重い。しかし非常に温かい。
これは比較的新しい。
汚れが目立つ白。これを着て犬と戯れる際は要注意。これは肩に皮パッチが貼られていない形式だ。
どうしてこれが19,800円もしなきゃいけないのかと納得が行かず、あちこち英国の通販サイトを調べたら、あったあった。Niffiの同じのが48.69ポンドだ! 半分以下の安値?? 馬鹿みたいなレートのTTSで計算しても7,000円少し?? 特別価格の期間中だからさっそくクリックして注文!
自宅玄関前でそれを着てくつろぐ私(↓)・・・ウソ。これはモデルさん
ブラック・ウェルシュ・マウンテン種という羊の脂分の多い毛を、染色しないで編んだ武骨なセーター。重くて温かい・・・と思うよ。水をはじくはずだ。まだ実物は自宅に到着していないけれど。
冬の間、私はずっとこんなセーターを着る。とにかく頑丈だ。何枚か用意しておけば20~30年は着られる。当然ながらその耐用期間の長さからしてファッションとは無縁。永遠不滅のオーソドックスな製品だ。この値段でそれだけ着れば、十分でしょう。
国内通販でもこの種のセーターはよく売られている。その中でも、最もよく目にするのがこの「パーク・レインジャー」とか「パーク・レンジャー」とかいうセーターであり、これらはほとんど英国製だ。「パーク・レインジャー(レンジャー)・セーター」なる呼称が本国でも使われているかどうかは、甚だ疑わしいが。
そしてそのパークなんとかの価格は、国内の通販サイトを調べてみると・・・
例外もあるが、ほとんど判で押したようにどこも19,800円なのである。それって適性な価格なのか? デフレ時代の今や、もちろん最高品質なものでないにしても、コナカとか青山なんていう量販スーツ店のスーツの方が安いかもしれない。
因みに、そのパークなんとかと言うセーターのブランドを調べると、代表的なもののひとつとしてこの「Niffi」が現れる。因みに下の画像のセーターは私のものである。
肘だけでなく、肩にも皮が。ガンを背負うからだ。このセーターを着る日本人のうち、ここにガンを置く人は何人いるだろうか。私もガンとは無縁であるが。
これも私の。これが古い。20年近く前のものだ。
とにかくシッカリしている。当然重い。しかし非常に温かい。
これは比較的新しい。
汚れが目立つ白。これを着て犬と戯れる際は要注意。これは肩に皮パッチが貼られていない形式だ。
どうしてこれが19,800円もしなきゃいけないのかと納得が行かず、あちこち英国の通販サイトを調べたら、あったあった。Niffiの同じのが48.69ポンドだ! 半分以下の安値?? 馬鹿みたいなレートのTTSで計算しても7,000円少し?? 特別価格の期間中だからさっそくクリックして注文!
自宅玄関前でそれを着てくつろぐ私(↓)・・・ウソ。これはモデルさん
ブラック・ウェルシュ・マウンテン種という羊の脂分の多い毛を、染色しないで編んだ武骨なセーター。重くて温かい・・・と思うよ。水をはじくはずだ。まだ実物は自宅に到着していないけれど。
冬の間、私はずっとこんなセーターを着る。とにかく頑丈だ。何枚か用意しておけば20~30年は着られる。当然ながらその耐用期間の長さからしてファッションとは無縁。永遠不滅のオーソドックスな製品だ。この値段でそれだけ着れば、十分でしょう。
昨日の夕方、七里ガ浜自宅厨房はただならぬ緊張感で一杯だった。調理中、そして調理後もこの換気扇を「強」で回し続けることになる。それくらい厨房やダイニングルームに強烈な香りが漂い、翌朝になってもほのかに残ることになる。人体にもニオイが残る。この料理を夜を食べる場合、翌朝人に会うことが出来ないので注意が必要である。
終日曇天で昼間もあまり気温が上がらず、何か温かいものを食べたいと思った我々夫婦は、ニンニク鶏鍋(仮称)を食べることにしたのである。現在とは異なり、料理などほとんど自分で作ったことがなかった美青年時代の私でも、インスタント・ラーメン等を除き、当時から唯一自分で作ることが出来た料理がこのニンニク鶏鍋なのであった。
すでにこの料理はこのブログで紹介しているが、また書く。私の母が昔テレビで見て覚えたという料理で、材料、調理方法ともに極めてシンプルなものである。
主たる材料は2つだけ。まずは鶏モモ肉。鶏モモ肉は贅沢したい。画像のような「広告品」の安いブロイラーでも十分おいしいが、もし入手可能なら地鶏のお高いものにすると良い。食べる時の味の濃さと食感がまったく違うだろう。とは言え、七里ガ浜ではそれも適わない。地鶏が徒歩圏内で手に入らないのだ。
と言うことで、今回は「広告品」を利用。贅沢言うたらあかん。
そして長ネギ。主たる材料はそれで全部だ。鶏とネギだけである。
我が家の場合、1人あたり鶏モモ肉の大きめを1枚と長ネギ1本を用意する。
ニンニクは1個必要である。1カケラではないよ。1個全部を潰して使うのよ。だからニオイがスゴイのだ。
豆板醤。これもたくさん使う。体が温まるのである。
味噌。なんでも良いが、ウチはコレ。
みりん。ドボドボ使う。甘みを出すのに必要だ。この鍋の味の中核をなす。
酒。これもみりん同様、ドボドボ使う。
このお酒「大関のものも紙パック」は、2リットル入って880円(西友七里ガ浜店の価格)である。なんとお安いこと。
お酒好きな人から笑われるかもしれない。実はこれ、なかなかおいしい。普通の一升瓶(1.8リットル)の清酒は2,000円前後はするだろう。でもそれだけのお金を出しても、自分の好みからしておいしいと思うものもあるし、全然おいしくないと思うものもある。しかしこの「のものも」は2リットルで880円であることを考慮すると、私にとってはでたらめにvalueがあり、十分飲める商品だ。
「のものも」以外にも、料理用に紙パックの安い酒をいろいろと買う。そしてその味見を必ずするが、その中ではこの「のものも」が最も私好みである。
だから料理にのものもを使いながら、一方で飲む。どんどん酔っ払い、調理する手元が狂う。気付くと2リットルのパックのうち、かなりを自分で飲んでしまっている。おいおい、料理用の酒がなくなるだろが。酔いながらもしっかり写真を撮る。立派な心がけだ。
紙パックの裏にはレシピが。こういうのを馬鹿にしてはいかんぞ。
たいてい簡単でおいしい料理が紹介されている。有用な情報である。スーパーのレジ横あたりにある、スーパー自身あるいは食品メーカーが作成した無料のレシピ集なども、とても貴重である。書店で買えば数百円するものが、タダである。
酔っ払いながらニンニクを切ろう。
そしてニンニクをつぶす。ニンニク潰しの道具が大活躍だ。今までずっと私はニンニク潰しを用いてこれを調理して来た。ところが先ほど妻がそれにつき疑問を呈した。「ニンニクを普通に擦っておろしても良いのではないか?」と。「なぜ圧縮してつぶすのか?」と。
確かに。では私はなぜ長年ニンニク潰しを使って来たのだろうか?・・・わからない。そうするものだと信じ、何の疑問も持たずにそうして来た。それがおちゃ家の伝統だったのだ。
その伝統に頓着しない人にそれをいきなり否定されると、鳩のような心臓をした私はたじろぐ。しかし私は物事に固執しない性質なので、次回はこのツールを使わず、ニンニクをすりおろしてやってみようと思う。私はなんと進取の気性を持ち、非常に素直かつ柔軟な性格をしているのかと、我ながら感動する。
酒:みりん:水を1:1:3~4くらいの比率で材料がヒタヒタになるくらいにし、そこへ味噌を適当に入れる。豆板醤をガバッと入れる。ニンニク1個全部をそこに潰して入れる。するとこうなる。味が濃過ぎにならないよう調整しよう。
鶏モモ肉と長ネギはご覧のとおりに切っておく。
鍋にぶち込んで煮込む。鶏肉に味をしみ込ませるには最低20分くらいは煮たほうが良い。しかし!あまり長くすると却って逆効果になるから注意。
キッチンから食卓に用意した簡易カセットコンロへ鍋を移動させる。CRISTELの両手鍋は便利で、ご覧のように着脱可能な赤い取っ手を装着すれば素手で簡単に持てる。でも、いい土鍋が欲しいなぁ。
ぐつぐつぐつ・・・。この頃には、家の中のニオイがすごいことになっている。
なんと質素な食卓。しかしどうせ鍋だけで腹いっぱいになるのだから、これで十分。
ボクは何ももらえない、といじける犬。
出来た! ガツン!と来るぞ。酒、ニンニク、豆板醤が効く。味噌も入っている。暖まらないわけがない。またみりんの甘みがこの鍋の魅力でもある。
ニンニクの香りが室内に充満する。食べ始めるやいなや、汗が出るのでセーターを脱ぐ。
具をすべて食べ終わったら、第一部終了。すぐに第二部、雑炊タイムへ移行。濃い味である。雑炊以外でも、例えばラーメンを入れても合いそうだ。
調理も、材料を揃えるのもチョー簡単。過激に体が暖まる強烈かつ個性的な鍋だ。冬はこれに限る。
頼むから、何かくれよっ! 汁だけでもいいから。犬に愛を。対等な食事を。もうニオイがたまらん。これが茶々之介の不満顔。
終日曇天で昼間もあまり気温が上がらず、何か温かいものを食べたいと思った我々夫婦は、ニンニク鶏鍋(仮称)を食べることにしたのである。現在とは異なり、料理などほとんど自分で作ったことがなかった美青年時代の私でも、インスタント・ラーメン等を除き、当時から唯一自分で作ることが出来た料理がこのニンニク鶏鍋なのであった。
すでにこの料理はこのブログで紹介しているが、また書く。私の母が昔テレビで見て覚えたという料理で、材料、調理方法ともに極めてシンプルなものである。
主たる材料は2つだけ。まずは鶏モモ肉。鶏モモ肉は贅沢したい。画像のような「広告品」の安いブロイラーでも十分おいしいが、もし入手可能なら地鶏のお高いものにすると良い。食べる時の味の濃さと食感がまったく違うだろう。とは言え、七里ガ浜ではそれも適わない。地鶏が徒歩圏内で手に入らないのだ。
と言うことで、今回は「広告品」を利用。贅沢言うたらあかん。
そして長ネギ。主たる材料はそれで全部だ。鶏とネギだけである。
我が家の場合、1人あたり鶏モモ肉の大きめを1枚と長ネギ1本を用意する。
ニンニクは1個必要である。1カケラではないよ。1個全部を潰して使うのよ。だからニオイがスゴイのだ。
豆板醤。これもたくさん使う。体が温まるのである。
味噌。なんでも良いが、ウチはコレ。
みりん。ドボドボ使う。甘みを出すのに必要だ。この鍋の味の中核をなす。
酒。これもみりん同様、ドボドボ使う。
このお酒「大関のものも紙パック」は、2リットル入って880円(西友七里ガ浜店の価格)である。なんとお安いこと。
お酒好きな人から笑われるかもしれない。実はこれ、なかなかおいしい。普通の一升瓶(1.8リットル)の清酒は2,000円前後はするだろう。でもそれだけのお金を出しても、自分の好みからしておいしいと思うものもあるし、全然おいしくないと思うものもある。しかしこの「のものも」は2リットルで880円であることを考慮すると、私にとってはでたらめにvalueがあり、十分飲める商品だ。
「のものも」以外にも、料理用に紙パックの安い酒をいろいろと買う。そしてその味見を必ずするが、その中ではこの「のものも」が最も私好みである。
だから料理にのものもを使いながら、一方で飲む。どんどん酔っ払い、調理する手元が狂う。気付くと2リットルのパックのうち、かなりを自分で飲んでしまっている。おいおい、料理用の酒がなくなるだろが。酔いながらもしっかり写真を撮る。立派な心がけだ。
紙パックの裏にはレシピが。こういうのを馬鹿にしてはいかんぞ。
たいてい簡単でおいしい料理が紹介されている。有用な情報である。スーパーのレジ横あたりにある、スーパー自身あるいは食品メーカーが作成した無料のレシピ集なども、とても貴重である。書店で買えば数百円するものが、タダである。
酔っ払いながらニンニクを切ろう。
そしてニンニクをつぶす。ニンニク潰しの道具が大活躍だ。今までずっと私はニンニク潰しを用いてこれを調理して来た。ところが先ほど妻がそれにつき疑問を呈した。「ニンニクを普通に擦っておろしても良いのではないか?」と。「なぜ圧縮してつぶすのか?」と。
確かに。では私はなぜ長年ニンニク潰しを使って来たのだろうか?・・・わからない。そうするものだと信じ、何の疑問も持たずにそうして来た。それがおちゃ家の伝統だったのだ。
その伝統に頓着しない人にそれをいきなり否定されると、鳩のような心臓をした私はたじろぐ。しかし私は物事に固執しない性質なので、次回はこのツールを使わず、ニンニクをすりおろしてやってみようと思う。私はなんと進取の気性を持ち、非常に素直かつ柔軟な性格をしているのかと、我ながら感動する。
酒:みりん:水を1:1:3~4くらいの比率で材料がヒタヒタになるくらいにし、そこへ味噌を適当に入れる。豆板醤をガバッと入れる。ニンニク1個全部をそこに潰して入れる。するとこうなる。味が濃過ぎにならないよう調整しよう。
鶏モモ肉と長ネギはご覧のとおりに切っておく。
鍋にぶち込んで煮込む。鶏肉に味をしみ込ませるには最低20分くらいは煮たほうが良い。しかし!あまり長くすると却って逆効果になるから注意。
キッチンから食卓に用意した簡易カセットコンロへ鍋を移動させる。CRISTELの両手鍋は便利で、ご覧のように着脱可能な赤い取っ手を装着すれば素手で簡単に持てる。でも、いい土鍋が欲しいなぁ。
ぐつぐつぐつ・・・。この頃には、家の中のニオイがすごいことになっている。
なんと質素な食卓。しかしどうせ鍋だけで腹いっぱいになるのだから、これで十分。
ボクは何ももらえない、といじける犬。
出来た! ガツン!と来るぞ。酒、ニンニク、豆板醤が効く。味噌も入っている。暖まらないわけがない。またみりんの甘みがこの鍋の魅力でもある。
ニンニクの香りが室内に充満する。食べ始めるやいなや、汗が出るのでセーターを脱ぐ。
具をすべて食べ終わったら、第一部終了。すぐに第二部、雑炊タイムへ移行。濃い味である。雑炊以外でも、例えばラーメンを入れても合いそうだ。
調理も、材料を揃えるのもチョー簡単。過激に体が暖まる強烈かつ個性的な鍋だ。冬はこれに限る。
頼むから、何かくれよっ! 汁だけでもいいから。犬に愛を。対等な食事を。もうニオイがたまらん。これが茶々之介の不満顔。
本日は曇天。我が家の屋根上の空は「完全曇天空」状態。この定義については、以前このブログで照明のことを説明する時に書いたので省く。とにかく冬の空だ。私はうれしい。「蒸し暑いのと、うすら寒いのと、どちらの気候を選ぶか?」と尋ねられれば、私なら躊躇せず後者を選ぶ。
大昔からほとんど変わらない防水防寒アウトドア・ウェア、古典中の古典、Barbourの季節である。私のGamefair(現在は生産停止のモデル)は15シーズン目に入り、ますます貫禄を増している。王室もこのBarbourが好きだ。エンブレムが3つもつく。
ワックスを塗ったくってちゃんとメンテナンスすれば、防水機能はほとんど永遠に完璧だ。下にインナーを装着すれば防寒機能も完璧。襟まわり、数多いポケットなど、基本的な要素を満たしていて頼り甲斐があるウェアである。
BE-PAL最新号を開く。いつも楽しい雑誌だが、最近価格が上がって来ていることが残念だ。たまに買わないこともあるが、私は20年以上の読者である。最新号はfield diaryというメモ帳がオマケでついていたので、それにつられて昨日購入した。
この雑誌はいつも最新アウトドア・ウェアが満載で、メーカーのカタログと化す傾向がある。それを見ていると、毎年次々と新機能を持ったウェアが各メーカーから発表されているのがわかる。それもかなりの高価格である。機能的に優れているが、ではそれが気まぐれな購入者により購入後どれだけの期間使われているのかと考えると、ちょっと心許ない。
このBarbourのワックス・コットン・ジャケットはそうした最新ウェアとは対極にあるものだ。100年前も今もほとんど変わりがない。今後もそうだろう。英国人は成人してそれを購入したら、同じものを20年、30年と平気でずっと使うのである。
私のジャケットも穴が開いた。英国のBarbour社にこれを郵送すれば、「どんな損傷でも」有償でまず補修してくれる。仮に背中部分を40cmにわたり裂いてしまってもである。それがこの会社の保証だ。しかし私の場合、送料に見合わないほど些細な損傷だったので、自宅に来てくれるクリーニングの白洋舎さんに頼んだ。白洋舎さんはなかなか多くのサービスを提供している。これがその修繕痕。これでまた貫禄が増した。
帽子もある。同じく防水ワックスをコテコテ塗っているので、雨も平気。雨でもこれがあれば傘など不要だ。
Barbourをよくご存じない方は私のかつての投稿「正調英国田舎紳士的服飾学(3) J. Barbour & Sons Ltd.」をご参照下さい。耐用期間を考えると、こんな割安なブランドはない。
只今Barbour本社のウェブサイトではご覧のページでクリスマスの特別プレゼントを抽選で実施中だ。まず若干の手間でサイトに入らねばならないし、ちょっとだけ難しいクイズに答えなければならないが・・・。当たるかなぁ。楽しいサイトである。
大昔からほとんど変わらない防水防寒アウトドア・ウェア、古典中の古典、Barbourの季節である。私のGamefair(現在は生産停止のモデル)は15シーズン目に入り、ますます貫禄を増している。王室もこのBarbourが好きだ。エンブレムが3つもつく。
ワックスを塗ったくってちゃんとメンテナンスすれば、防水機能はほとんど永遠に完璧だ。下にインナーを装着すれば防寒機能も完璧。襟まわり、数多いポケットなど、基本的な要素を満たしていて頼り甲斐があるウェアである。
BE-PAL最新号を開く。いつも楽しい雑誌だが、最近価格が上がって来ていることが残念だ。たまに買わないこともあるが、私は20年以上の読者である。最新号はfield diaryというメモ帳がオマケでついていたので、それにつられて昨日購入した。
この雑誌はいつも最新アウトドア・ウェアが満載で、メーカーのカタログと化す傾向がある。それを見ていると、毎年次々と新機能を持ったウェアが各メーカーから発表されているのがわかる。それもかなりの高価格である。機能的に優れているが、ではそれが気まぐれな購入者により購入後どれだけの期間使われているのかと考えると、ちょっと心許ない。
このBarbourのワックス・コットン・ジャケットはそうした最新ウェアとは対極にあるものだ。100年前も今もほとんど変わりがない。今後もそうだろう。英国人は成人してそれを購入したら、同じものを20年、30年と平気でずっと使うのである。
私のジャケットも穴が開いた。英国のBarbour社にこれを郵送すれば、「どんな損傷でも」有償でまず補修してくれる。仮に背中部分を40cmにわたり裂いてしまってもである。それがこの会社の保証だ。しかし私の場合、送料に見合わないほど些細な損傷だったので、自宅に来てくれるクリーニングの白洋舎さんに頼んだ。白洋舎さんはなかなか多くのサービスを提供している。これがその修繕痕。これでまた貫禄が増した。
帽子もある。同じく防水ワックスをコテコテ塗っているので、雨も平気。雨でもこれがあれば傘など不要だ。
Barbourをよくご存じない方は私のかつての投稿「正調英国田舎紳士的服飾学(3) J. Barbour & Sons Ltd.」をご参照下さい。耐用期間を考えると、こんな割安なブランドはない。
只今Barbour本社のウェブサイトではご覧のページでクリスマスの特別プレゼントを抽選で実施中だ。まず若干の手間でサイトに入らねばならないし、ちょっとだけ難しいクイズに答えなければならないが・・・。当たるかなぁ。楽しいサイトである。
寒いし、今一つやる気も出ない日は、簡単に月見うどん! 昨日は土曜日と言うのに特段イベントもない我が家では、こんな手抜き以外にアップする記事もなし。ごめんね。
簡単楽勝な料理のためのシンプルなキッチン。鍋が2つあるのみ。
うどん煮沸地獄。パスタ用の鍋で。
おつゆも出番を待っている。いくら手抜き料理の月見うどんと言っても、我が家では遠く土佐から取り寄せた高価なかつおぶしを丁寧に削り、昆布を大量に使う・・・なんてことはしない。でも、パック入りかつおぶしを使うくらいはする・・・なんてことすらしない。いきなりキッコーマンの出汁ツユを使う。鍋にそれを入れ、その4.5倍の量の水を注ぎ、温めれば終わり。これを料理と言うのだろうか?たぶん言わない。でも「どん兵衛」みたいなカップうどんよりはいいでしょ?
ここまで手抜きなのだから、せめてネギはケチらないでおこう。大量に用意。
そして一点豪華主義で、タマゴを奮発。ちょっとだけお高めのタマゴを用意。
肝心かなめのうどんは、これ。我らが西友七里ガ浜店で売っているGreat Valueブランド。安い! しかも乾麺で保存が効く。馬鹿にしてはいけない。大手製麺メーカーのいい加減な生麺よりも、よほどシッカリしているのだ。
パッケージの裏にも「13分ゆでる」とある。これを見ただけでも、「あれ?ちょっといいかも」と思うだろう。普通、乾麺でも13分などと書いてあるものはなかなかないのである。それをちょっと固めに茹で、冷水で洗って締め、そこにまた熱湯をかけてお湯を切り、おわんに入れる。ネギを載せ、タマゴを落とし、手抜き出汁ツユをかければ完成だ!
私は七味をたくさんかける。おいしいなぁ。簡単だなぁ。
でもなんだか物足りない。そんな時は豪州産Tim Tam!
おいしいですよ。甘い甘い。我が家の好みはクラシック・ダーク。これも西友で格安だ。
簡単楽勝な料理のためのシンプルなキッチン。鍋が2つあるのみ。
うどん煮沸地獄。パスタ用の鍋で。
おつゆも出番を待っている。いくら手抜き料理の月見うどんと言っても、我が家では遠く土佐から取り寄せた高価なかつおぶしを丁寧に削り、昆布を大量に使う・・・なんてことはしない。でも、パック入りかつおぶしを使うくらいはする・・・なんてことすらしない。いきなりキッコーマンの出汁ツユを使う。鍋にそれを入れ、その4.5倍の量の水を注ぎ、温めれば終わり。これを料理と言うのだろうか?たぶん言わない。でも「どん兵衛」みたいなカップうどんよりはいいでしょ?
ここまで手抜きなのだから、せめてネギはケチらないでおこう。大量に用意。
そして一点豪華主義で、タマゴを奮発。ちょっとだけお高めのタマゴを用意。
肝心かなめのうどんは、これ。我らが西友七里ガ浜店で売っているGreat Valueブランド。安い! しかも乾麺で保存が効く。馬鹿にしてはいけない。大手製麺メーカーのいい加減な生麺よりも、よほどシッカリしているのだ。
パッケージの裏にも「13分ゆでる」とある。これを見ただけでも、「あれ?ちょっといいかも」と思うだろう。普通、乾麺でも13分などと書いてあるものはなかなかないのである。それをちょっと固めに茹で、冷水で洗って締め、そこにまた熱湯をかけてお湯を切り、おわんに入れる。ネギを載せ、タマゴを落とし、手抜き出汁ツユをかければ完成だ!
私は七味をたくさんかける。おいしいなぁ。簡単だなぁ。
でもなんだか物足りない。そんな時は豪州産Tim Tam!
おいしいですよ。甘い甘い。我が家の好みはクラシック・ダーク。これも西友で格安だ。