アサーショントレーニング―さわやかな「自己表現」のために | |
平木 典子 | |
日本・精神技術研究所 |
2月のマスターコースで知った「アサーショントレーニング」。早速本を買って読んでみた。AMAZONの古本を購入。10年前発行の本で定価1,500円がその半分で買えた。
アサーションとは、①自分のことだけ考えて他者を踏みにじるやり方、②自分より他者を常に優先し、自分のことを後回しにするやり方、③①と②のやり方の黄金率というべきもので、自分のことをまず考えるが、他者をも配慮するやり方、のうち、③のやり方を指す。
この本には、その後、人権としてのアサーション、考え方をアサーティブする、アサーティブな表現、と内容は進んでいく。この途中で、自分の考え方がどの程度アサーティブなのか、調査票があった。質問に、5段階のどれかを答えるものだ。しかし、よく見ると薄い鉛筆で4とか2とかが書かれている。
どうやらこれは、この本の前の保有者の書いたもののようだ。自分もこれに答えてみると、前の保有者とほとんど同じになった。アサーティブ度は、中間レベルということだった。
前の保有者は、どんな人だったんだろう。どんな気持ちで回答したんだろうか、ひょっとして女性だったりして・・古本は、以前の読者の跡が残っている、誰が読んだんだろう、という想像の世界もあるようだ。