読者の皆さんは、下記の本、「デフレの正体」をご存じだろうか。昨年四十万部を売ったベストセラーである。昨日は、その著者、藻谷浩介氏の講演だった。
講演は、経済成長と消費の関係、経済成長と無関係な人口減少、そして、人口の波について、日本、シンガポール、中国などの例が話された。人口によって景気は変動することが話され、マーケティングは人口の波に合わせるべきと。 そして最後に、日本の資産は老人が83%持っている。そのわずか1%を支出すると史上最高の好景気となる。
早口で、時には大きな声で講演、年間400回もやっているから、うまい。しかし、デフレと人口の波の話は、全く出ない。いろいろ言われたからだろうか。デフレの「デ」の字も出なかった。
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21) | |
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