男が働かない、いいじゃないか! (講談社+α新書) | |
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月曜日の人財研、現役銀行員N会員の「若年層の就労問題」~若年無業者等の就労支援と社員の定着~であった。パワポ60頁に及ぶ大作だ。若年無業者とは、15~34歳非正規労働力人口のうち、通学、家事を行っていない者、ニートと同義語だそうだ。総務省統計局の用語である。
15~34歳人口が約2,500万人で、無業者割合が約2%、その数何と50万人、数はここのところ全然減っていない。社会が抱えなければならないその人たちの生涯コストは大変なものになる。また趣味などでは外出するがそれ以外家にいる広義の「ひきこもり」は、こちらも70万人という数だ。
新卒になると、進学も就職もしない学生は、2015年度で10%もいる。卒業後3年以内に離職する割合は、中卒で7割、高卒で5割、大卒で3割である。これは最近も変わっていない。「シチ・ゴ・サン」だ。
若者の就労支援機関としては、サポートステーション(略称、サポステ)やワンストップサービスセンターなどがあるが、かなかな支援しきれていないようだ。これは一度、就活の世話をするが、また退職したり、無業化したり、フリーター化したりしているのが原因。
ということで、たまには日本の人材の状況を統計的に眺めてみて、問題点と対策を話し合いました。