思い出したので書き止める。先日奥武蔵の伊豆が岳に登山した時のことだ。その日は標高の高い場所は雪が残っていて、一人でアイゼンをつけて下山していた。
急斜面を降りる時はアイゼンは必須だ。そして急斜面を降りて、雪がなくなってきた場所で、腰かけて、アイゼンを外す作業を行っていた時だ。
上流で、ゴゴーと音がする。振り返ってみると岩がすごい勢いで落ちてきた。そして私の座っている1,2m横を30センチ角の石が土煙を上げて落ちていった。一瞬の出来事で何が起きたか、すぐにはわからなかった。
誰かが上流から岩を落としたかと思い、上を探したが、上流には誰もいない。そもそも人がいける場所ではない。私の座っている場所からほんの1,2mの場所を通過した。どうも自然落石のようだ。
落石に遭遇した現場のそば
座っている場所がずれていて、岩にまともに当たったら、もしかしたら死んでたかもしれない。そのくらいのスピードで落ちていった。やっぱり山は怖いな。休憩も落石の少なそうな場所を選んでしないといけない。