インストラクター研修もいよいよ最終日。昨日は、指導案を作って、グループ討議して、最後は発表だ。指導案とは、この教育特有の呼び方で、要は特別教育の研修計画書のことだ。せっかくインストラクターの資格を取っても、指導ができないんじゃしようがない。このこの振動工具取扱作業者教育は、3科目ならなっている。①振動工具に関する知識、②振動障害及び予防に関する知識、③関係法令だ。
その各科目について、4段階の指導案を作る。第1段階は、動機付けだ。狙いと作成ポイント、教材、注意点、時間を埋めていく。第2段階は、教育内容。ここは普通に教育する内容だ。第3段階は、グループ討議。理解度をアップするため、グループ討議を取り入れている。討議結果の様式まで作る。最後の第4段階は、職場に戻って期待する点、ここは実施事項と具体的手段が入る。この第4段階は、このセンターの特徴で、教育を行っても実際に教わった通りやらないと意味がない。そこで、研修後、職場に戻って実際にやるべきこと、具体的な事項を書く。これは、他の教育にない事項だ。私もマネジメント教育を沢山やっているが。この話は役に立つ。私も真似よう。
もう1点、教育カリキュラムだ。必須の時間は4時間。朝9時から始まると想定すると、中途半端な時間で終わる。事務局やトップの挨拶、1時間に1回は休憩を入れないといけない。実技、演習やグループ討議も入れるから、区切りのいい時間にする必要がある。法令は今まで出てきたことが条文になってるから、最後に復習として確認程度にする。
私はこのカリキュラムが担当になった。いままで随分マネジメント研修のカリキュラムを作ってきたから、サッサッと下書きして、ホワイトボードに書いて、グループの皆に確認して、清書する。一丁上がりだ。今回はグループの作業分担に助けられたなあ。
そして発表会も無事終わり、修了式。修了証を戴き、またまた資格が増えた。この資格の使い方は後日書きます。