|
|
クリエーター情報なし | |
新潮社 |
九州には、霧島、阿蘇、雲仙などの噂の高い山があるせいか、その最高峰は見逃されがちのようである。九州本島で一番高いのは九重山。九重山は山群の総称であってその主峰は久住山。~深田久弥 日本百名山より
九重山は標高がほぼ等しいいくつかの山の集合だ。山々のへこんだところが坊がつる。登山基地が坊がつるだ。そしてどの山も登ろうとすると結構急で、きつい。温泉小屋で登山バッジのお土産を買った。1個600円×6個=3,600円と、ちと高い。地図にバッジを載せみた。なお標高の最も高いのは中岳1791mだが、今回はここには登らない。
第3日最終日ははいよいよ主峰、久住山への登山である。朝5時半に宿を出発。今日はこのまま帰宅するから、前日までの水分を含んだ衣服を全部しょって登る。重い。まずは、砂防ダムのある急登の沢を登る。雨は降ったり止んだり。そして北千里浜という砂漠地帯のような平地を進む。そして急登。岩山だ。これを登り切って「久住別れ」という尾根に出る。ミヤマキリシマが見え始める。ここまで2時間。普段の眺めはいいそうだが、ガスがかかり景色はよく見えない。
強風の中、ここから往復1時間20分の久住山頂を目指す。吹きっさらしだ。残念ながら、ガスがかかってはっきりは見えないが、山頂近くはミヤマキリシマの大群落だ。そして山頂。1786m、風がものすごい。写真を撮って早々に下山する。
山頂近くのミヤマキリシマの群落
ここ、ガスがかかっていないとすごい大群落だ
山頂はすごい風
久住山避難小屋で休憩、これから、手を使って登る岩山や歩きやすい遊歩道などが交互に出て来る。星生山の分岐付近はミヤマキリシマが沿道に咲いている。ベニサラサドウダンも満開だ。沓掛山からハシゴ等を使って上り下りして、最後は牧ノ戸峠へ。ゴールだ。12時過ぎの到着。風呂に入り、昼食を取り、空港へ。やっぱり雨だと、楽しさ半減だな。お天気だけはしょうがない。次の山に期待。
星生山分岐付近
ベニサラサドウダンは満開
最後に検定試験の話。秋に山の知識検定ゴールドコースを受験するつもりだ。この試験は山の雑学も出題される。日本百名山の内容が出題されるが、実際に登ってみないと答えられない問題も出題される。この九重連山、もう出題されても大丈夫だよ。