(3月24日撮影、自宅の桜、八分咲きかな)
昨日は40年ぶりに増田明美さんを観た。もちろんテレビなどでは見ていたが、ナマで見るのは40年ぶり。40年前、私もマラソンをやっていた頃、国立競技場で、国際競技会があり、小さな女子選手が大きな外国人選手を抜いていく、その姿にびっくりしたものだ。昨日は、有楽町マリオン朝日ホールで、JTBの旅行文化講演会があり、そこで増田さんの講演を聞いた。
増田さんは、日本パラ陸上競技連盟の会長さんだ。そして大阪芸術大学の教授になってる。ほう。90分ほど講演を聴く。この講演会はコロナの影響で、二度ほど延期になっていたものだ。会場は全員マスク、増田さんは透明のアクリルの中からの講演、観客は皆マスクしてるから、表情がわからないので増田さん、困った様子、時折、アクリルから出て話す。
海外旅行が好きなこと、プラハ、ウイーン、行けば2時間ほど夫婦で走る。ウイーンのリンクは周回コースになっていて走りやすいそうだ。走りながら俳句を考える、ジョグハイクと呼んでいた。NHKスペシャルに出た時のこと、東京オリンピックマラソン代表のその後のこと、などなど。
一番言いたかったのはこれだろう、論語で「知好楽」(ち・こう・らく)、知っている人は、好きな人にはかなわない、好きな人は、楽しんでいる人にはかなわない、という意味。シドニーで高橋尚子さんは踊っていた、私はロス五輪(棄権した)でこの言葉を知っていたらきっと違った結果になったただろうと。これ、私も当てはまるな。しっかり事前の練習をして、講座当日は、自分も楽しむこと。なかなかそんな余裕ないんだけどね。
楽しい90分であった。大阪国際で倒れて途中棄権したときのこと、覚えている、志賀高原のスキー場のテレビで見ていた。選手を引退したときは、この子、これからどうなっちゃうんだろうと心配したが、あれから40年、人生を楽しんでるようだ。よかったね、増田さん、これからも応援するよ。
旅とスポーツをテーマにした講演会、これ、私にピッタリだった。またあれば参加したい。しかも無料、JTBさんにもありがとうと言いたい。