菅谷館に続いては、続・百名城巡りは、武蔵嵐山の「杉山城」、入口がわかりずらく、暑い中、遠回りしてしまった。中学校の校舎の横を入る、案内がないとちょっと校門の中には入れないよなあ。近づいてみると、なんだか要塞のようなお城だ。昔テレビで、風雲たけし城という番組があったが、なぜかそれを思い出す。
初めは、出廓にある大手口。お城の正門だ。もちろん門の跡だけ。関東の城は、石垣は少なく土塁が主だ。出廓から、もう土塁が始まっている。
外廓の馬出廓、馬だけじゃなく、兵士も隠れていた場所だ。今でいうと、駐車場だね。
そして本廓に至る土塁、結構土塁は高い。本廓は、石碑と説明板だけだ。本廓脇には、また土塁が。
井戸廓、井戸はお城の生命線。たくさんの井戸が掘られていた。このお城にも井戸の跡が残っている。
史料によると、この杉山城は、急傾斜の切岸(きりぎし)、大規模な横堀と屏風のような連続する折(おり)、枡形虎口(ますがたこぐち)、馬出(うまだし)などを備えた、高度な築城技術の粋を集めたもので、戦国期城郭の最高傑作らしい。また、テレビでもやっていたが、ボランティアや地元の中学生がお城を整備している。
発掘調査の結果、平成20年に国指定の史跡となったそうだ。記念バッジやご城印などお土産の一つでも売れば、売れるのにね。もっとマーケティングできるはずだよ。