ツイッター(今は、Xというそうな)でおなじみ、めいろまさんの新刊、「激安ニッポン」を読む。さすがイギリスに住むめいろまさんだ。海外事情が的確。
思い当たることがある、数年前、冬のアイスランドに旅行に出かけた。オーロラを観にだが、良く見えなかった。乗り継ぎで、デンマークのコペンハーゲンに寄った。お腹が空いたから簡単な昼食でもと、寄ったスタンド。
ホットドッグとコーラを買う。これで、日本円にして1千円。別にごてごて盛り付けられてるわけじゃない。ただ、ソーセージとソースが塗ってあるだけだ。コーラは普通サイズ、アイスクリームが載ってるわけでもない。北欧は物価、高いなと思ったが、いや待てよ、この二十年物価が変わっていない日本の方が異常かもしれないと、と思ったことがある。どうやら、それがさらに増幅しているようだ。
(アイスランドで入った世界最大の温水プール)
日本人は、最近は海外にも出かけなくなったし、バブルの時の物価のイメージがそのまま残っている。でも世界は着々と経済成長し、物価もそれなりに上っている。それを知らないのが日本人だけだと、めいろまさんは言ってる。その通りだ。
そしてめいろまさんは、その原因に、文句を言えない非正規雇用者やお金を使わない高齢者たち、円安などを上げている。間違ってはいないがやや不足。めいろまさんはマクロ経済の専門家でもないからしょうがないけどね。
めいろまさんの言うことに、あえてもう一つ私が追加すると、財務省の緊縮財政だ。ザイム真理教が諸悪の根源。積極財政に転換だ。さらには消費税の減税は効果が大きい。どっちかやれば劇的に経済は回復する。税収も増えるんだよ。