縞枯れ現象を観たくて、北八の縞枯山にのぼったことは昨日のブログで書いた。この縞枯れ現象は、シラビソとオオシラビソに限って起きる現象だという。縞枯山は、展望がなく、森に覆われていた。この樹木がそうだろうか。
私は、森林インストラクターの学習中だが、樹木の説明でこれが出てくる。私が覚えたのは、オオシラビソは上から見たら枝が見えないほど密集し、シラビソはスカスカ。これだけ、それ以外はもう覚えきれない。ネットで写真を見てもよくわからない、葉っぱも同じように見えた。
まあそんなもんか、と思っていたら、縞枯山で出て来た。じゃと、詳しく調べてみた。オオシラビソは、別名アオモリトドマツ、シラビソは、別名シラベ。
どちらもマツ科モミ属。アオモリ・・は、亜高山帯で主に多雪地帯の東北地方に多い、上限は青森県。それでアオモリトドマツという名前か。
一方、シラベは、本州と四国のみ、亜高山帯で、主に太平洋側。葉は、アオモリ・・は幅広く短い、シラベは、その分幅狭く、長い。そして葉裏が白い、白檜(白ヒ)の意味。
昨日撮った写真がある。偶然だが、アオモリトドマツとシラベのようだ。写真を比較すると葉っぱの違いがよくわかる。上は葉が短く、下は長い。
オオシラビソ(アオモリトドマツ)↓ 先端の赤いのは葉芽。
シラビソ(シラベ)↓
話は違うが、北八ヶ岳の麓にシラビソ小屋という山小屋がある。昨年の秋だったか、本沢温泉に行ったときに、ここを通った。池のそばだった。団体ツアーだったが、小屋で皆コーヒーを注文して、池のそばで飲んだ。宿泊者は厚切りトーストが名物のようだ、美味しそうだ、今度泊まってみるかな。